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2025/09/11

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【学校法人として初】陸前高田市と「企業等による森づくり制度」の協定を結びました

このたび郁文館夢学園は、2025年8月1日に岩手県陸前高田市が推進する「企業等による森づくり制度」への参加協定を締結し、学校法人としては初めて本制度に加わりました。

郁文館夢学園では、「SDGs教育日本一」を掲げ、全教科・カリキュラム・学校行事をSDGsの17項目と紐づけ、「出来ることから」「身近なことから」をテーマに実践型SDGs教育を進めております。
2025年度には、ユネスコ パリ本部より「ユネスコスクール(UNESCO Associated Schools Network: ASPnet)」に正式認定されました。これにより、郁文館夢学園は国内外のユネスコスクールと連携し、ESD(Education for Sustainable Development:持続可能な開発のための教育)の理念に基づいた教育をさらに発展させております。
今回の森林保全活動は、目標13「気候変動に具体的な対策を」、目標15「陸の豊かさも守ろう」を体感的に理解する貴重な実践の場であり、全教科や行事、探究学習で学んだ知識を自然の中で活かし、学びを深める大切な機会となります。

締結式は陸前高田市役所にて執り行われ、佐々木拓市長と渡邉理事長が協定書へ署名いたしました。
郁文館中学校iP class【東大専科】の1年生21名が出席し、代表で佐谷さんが自作の看板デザインを披露。
「森に住む生き物のおかげで私たちは生活できる。命の森に感謝したい」との思いを語りました。佐谷さんがデザインした看板は、市有林に設置される予定です。

陸前高田市の森には既に杉の苗木が3200本植えられています。
本学園(郁文館中学校、郁文館高等学校、郁文館グローバル高等学校、ID学園高等学校)全体の生徒数は約3200名。
生徒の総数と同じ杉の苗木が植えられたことに対し、渡邉理事長は「森を守ることは命を守ること。毎年、違う生徒が訪れ、活動することで、バトンをつなげていきたい。」「50年かけて森を育てていく。生徒一人ひとりが自分の杉を見つけ、自然と向き合ってほしい。」と思いを語り、佐々木市長も「森づくりを皆さんと一緒に進め、地球環境を守る、森を守るという取り組みを一歩一歩進めていきたい」とお言葉を寄せられました。

郁文館夢学園では、昨年度より「陸前高田SDGs未来都市研修(希望制)」を実施しております。
これは「当事者の一人として、人と自然の調和の持続可能性を考えよう」を目的に、SDGs未来都市に認定された陸前高田で実際に行われている産業を体感し、本当の意味での共生社会を考える研修です。

この研修を終えた生徒たちは、SDGs委員会に参加し、学内外のSDGs活動をリードしています。
郁文館夢学園は、「SDGs教育日本一」を掲げ、実践し、今後も地域社会の皆さまとともに歩みながら、「生きる力」を育む教育を実践し、未来へのバトンをつなぐ学びの場を提供してまいります。

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