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2023/12/20

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【理事長・校長ブログより】2学期終業式

12月18日(月)に2023年度2学期終業式が行われ、冬休みを迎える生徒たちに、渡邉理事長から下記のメッセージが送られました。

理事長は「日本の危機」について対談するために、シンガポールを訪れました。対談相手は、世界3大投資家の一人として知られる米国出身の投資家ジム・ロジャーズ氏です。その時彼から日本の学生に伝えたいと理事長に預けられたメッセージが、生徒たちに贈られました。

「私は決して優秀な学生ではなかった。だからできる限りの知識を集めたいと思える瞬間まで学ぶ手を緩めないと決心し、“狂気”と紙一重のところまで努力し続けました。要するに、あきらめないことが重要だということです。」
「好きなことをやりなさい。好きなことであれば、とことん突き詰めて学ぶことができるからです。」

狂気といえるまで努力を続け、好きなことで一流となったジムロジャーズ氏。

本学園の中にも、努力を惜しまず自分の夢にストイックに向き合い続けた鈴木未紘さんという生徒がいます。夢から逆算して日々の活動を計画し実行した結果、全世界空手道選手権大会で「史上最年少優勝」を成し遂げ、見事世界チャンピオンとなりました。

郁文館中学を卒業後、時間や場所に縛られずに自由に学習できるID学園高校に進学した鈴木さんが、今回終業式に出席し、自らスピーチを行いました。大会当日の朝目覚めた瞬間から、優勝後のインタビューまでをすべてイメージし、その通りの結果を実現したと話す未紘さんの姿がとても輝いていました。

未紘さんのスピーチ終了後、理事長からは以下のようなメッセージが贈られました。

「ここにいる誰もが自分の夢を成し遂げる力を持っています。未紘さんは今回世界一に輝きましたが、皆さんも何かの世界チャンピオンになれる可能性は十分にあります。」

また、理事長から論語の言葉も生徒たちに贈られました。

「逝く者は斯くの如きか。昼夜を舎かず。」

夜となく昼となく流れる川のように、時間が刻々と流れゆく様を表す言葉です。

この言葉を踏まえて、最後に理事長は次のように生徒にメッセージを贈りました。

「毎年理事長は、年末年始に来年1年間の目標と計画を1日単位で立てます。1日は24時間しかなく、何も行動に移さなければ時は自然に流れてしまいます。年末年始に夢の実現から逆算した計画を行うことで、自分がどの時期に何を行えばいいかが明確化され、時間を無駄にせずに過ごすことができます。」
「これから皆さんは冬休みを迎えます。来年1年間をイメージし、自分がどうやって過ごすかを決めてください。中学校10,000時間、高校10,000時間の合計20,000時間、有意義な時間を過ごすための計画をしましょう。」

年末年始期間は、自分を見つめなおすことができるいい機会です。ぜひ自分の夢実現に向けて、スケジュール設計してみてください。