レポート

REPORT

2023/03/17

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3学期の終業式が行われました

本日3学期の終業式が行われました。月日が経つのはあっという間で、いよいよ令和4年度も終わりを迎えます。

渡邉理事長からは、新年度からスタートする「10000時間プロジェクト」についての発表がありました。

このプロジェクトは、どんな分野でも一流として成功するには10000時間もの練習・努力・学習が必要である、というアメリカの心理学者の提唱から着想を得たもので、中学、高校それぞれの3年間で、全員が『夢のための10000時間を過ごす』というプロジェクトです。

3年間で10000時間とは、1日当たり約9時間。これが毎日生徒に意識して過ごしてほしい時間です。

近年では、子どものスマホ依存が問題視されており、中学生は毎日約2時間、高校生にいたっては毎日5時間以上スマホを使っているといわれています。また、ある調査ではスマホの使用時間と学力に関係があることも明らかになっています。理事長はこの現状を引き合いに出し、「スマホの利用や毎日『なんとなく』過ごしている時間を減らし、目的を持って意識した時間を過ごしてほしい」と述べられました。

この10000時間プロジェクトには3つの目的があります。

まず、毎日意識した時間を過ごすこと。なんとなく過ごすのではなく、時間は有限であるという意識を持ち、目的をもって価値ある時間を過ごすこと。

次に、逆算した時間を過ごすこと。夢から逆算して、今何をしなければならないかを明確にし、夢や目標に向かって行動すること。

最後に、よい生活習慣を身につけること。逆算の意識した時間を過ごすことでよい生活習慣が身に付き、それは夢を実現するための土台となります。

理事長からは「この3つの目的を念頭に、それぞれがどうやって10000時間を過ごすか考えてほしい。時間に流されるのではなく、時間を自分で管理できる人になってほしい」とメッセージが送られました。

その後、各種表彰、剣道部の全国大会壮行式が行われました。中学1年生の英検準1級合格や外部論文コンテストでの入賞、剣道部の都大会優勝など、多彩な分野で見事な結果を残してくれました。剣道部主将からは、月末に行われる全国大会への意気込みが語られました。

4月、全校生徒が元気に集まり、希望を感じながら新年度を迎えることができることを祈っています。