レポート

REPORT

2023/02/28

  • 人材開発室

「日本一の学校を目指して」 ~管理職を対象としたリーダー研修を実施しました~

2月23日、九州学院高校剣道部顧問として7度の全国制覇に導いた米田敏郎 先生をスペシャル講師としてお招きし、本学園の管理職を対象としたリーダー研修を行いました。

米田先生が率いる九州学院高校剣道部は、直近のインターハイ10回中7回で全国制覇を成し遂げ、2014~2016年には剣道の4大大会すべてを3年連続制するという偉業を残されました。また、米田先生ご自身も、最上位の段位である8段という実力を持つ達人です。

その功績から、米田先生の元には講演会や企業の管理職研修の依頼が数多く寄せられており、以前は本校の「夢達人ライブ」にもご登壇頂きました。

本学園では、「生徒の幸せ日本一」「SDGs教育日本一」というミッションを掲げており、来年度からは創立140周年を迎える2029年に向けて、次のステージに向かう様々な構想や計画が動き出します。今回は、その中心となる教科主任や学年主任を対象に、米田先生より「日本一を目指すために、リーダーとして必要なものは何か」というテーマでお話いただきました。

米田先生は、日本一を目指す上で必要な心構えについて次のように述べられていました。

①チームの目的・目標の共通認識が浸透していること。メンバー全員が共同体として一貫した方向性の下で活動すること。
②絶えず「努力、工夫、研究」を継続すること。目標に向け逆算思考で取り組み、PDCAを回すこと。
③一人ひとりに合わせた最適な指導をすること。すべての生徒を一律に扱うのではなく、生徒一人ひとりの能力を最も引き出すことができる方法を見出すこと。

さらに米田先生はリーダーの重要な役割について、チームの「見えないところ」を見極める洞察力が求められる、と述べられました。

研修に参加していた教職員からは、

「“日本一”を目指す組織づくりについて、大いに学ぶことが出来た。「工夫・努力・研究」の毎日という言葉からも、目標に向け、逆算思考で取り組まれて来られた米田先生の御姿が感じられた。私たちも、郁文館の次のミッションに向け、力を合わせて進んでいこうという元気をいただけた」

「どのお話もなるほどと思える内容ばかりであった。自分を振り返る意味でも、来年度の自分の立ち振る舞いを考える意味でも、大変勉強になった」

と今後に対する意気込みや決意などが寄せられました。

約1時間、たっぷりと米田先生の試行錯誤と深い洞察に裏付けられた、大変貴重なお話を伺うことができました。

本学園は、生徒の夢を叶えるためには、教職員自らが夢を追い、夢を叶え、成長し続ける存在であるべきと考えています。また、「生徒の幸せ日本一」「SDGs教育日本一」という学園のミッション、そして創立140周年に目指すネクストステージプロジェクトを達成するためにも、教職員一人ひとりの成長や組織力の強化は必要不可欠です。今後も自らが成長し続ける集団を目指して、邁進してまいります。