レポート

REPORT

2026/09/03

  • 郁文館グローバル高等学校

【研修レポート】世界最先端の地で「未来を創る力」を磨く!アメリカ・シリコンバレー最先端研修を実施しました

2026年8月23日(日)~30日(日)の6泊8日、郁文館グローバル高等学校の生徒36名が、アメリカ・カリフォルニア州で「シリコンバレー最先端研修」に参加しました。

今年度から新たにスタートした本研修のテーマは、「未来に生きる新しい価値観」。
世界をリードする大学やテクノロジー企業、スタートアップを訪問し、現地で活躍する大学生、研究者、エンジニア、起業家などとの対話を重ねながら、最先端のテクノロジーや起業家精神、デザイン思考について学びました。

この研修で大切にしたのは、ただ「見学する」「話を聞く」だけではありません。
自ら問いを立て、英語で質問する。自身の探究テーマやアイデアを伝え、フィードバックを受ける。そして、そこで得た新たな視点を次の行動につなげる。

シリコンバレーという世界有数のイノベーションの地を舞台に、生徒一人ひとりが自らの可能性を広げる8日間となりました。

世界に問いかけることから始まった研修

サンフランシスコ到着後、最初のプログラムとして、スタンフォード大学卒業後、ハーバード大学ケネディスクールで公共政策修士号を取得し、長年ジェンダー平等や多文化共生の推進に携わってきた専門家によるSDGsレクチャーを受講しました。
多様な文化や価値観を持つ人々が共に生きる社会について考えた後は、生徒全員が一人ずつ英語で質問。到着初日から、「自分から問いを投げかける」という今回の研修の姿勢を実践しました。

その後はゴールデンゲートブリッジなどを訪れ、ホテルでキックオフミーティングを実施。一人ひとりが短時間で「自分はどのような人間なのか」「この研修で何に挑戦するのか」を伝えるピッチにも挑戦し、いよいよ本格的な研修がスタートしました。

 

スタンフォード大学で考える「自分らしいリーダーシップ」

翌日は、シリコンバレー発祥の地とされるヒューレット・パッカード創業のガレージを訪れた後、スタンフォード大学へ。
現役学生・大学院生らにキャンパスを案内してもらいながら、大学生活や研究、将来のキャリアなどについて直接インタビューしました。
さらに、生徒たちは自身の探究テーマや関心について英語でプレゼンテーションを行い、現地学生から直接フィードバックを受けました。

午後には、スタンフォード大学の教授による特別講義を受講。マインドフルネスやアイデンティティ、リーダーシップなどをテーマに、「自分自身を理解すること」「他者とのつながりを大切にすること」について考えました。

その後はApple Park Visitor Centerも訪問。世界をリードする大学と企業を一日の中で実際に訪れ、シリコンバレーならではの文化や空気を肌で感じる機会となりました。

 

テクノロジーの進化を体感し、世界トップ大学へ

研修3日目は、Intel Museumを訪問し、半導体の歴史や技術革新について学びました。

その後は、自動運転タクシー「Waymo」の試乗を体験。運転手のいない車両で実際の市街地を移動し、AIやセンサー技術がすでに日常生活の中で活用されていることを実感しました。

午後にはUC Berkeleyを訪問。学生・大学院生らとのキャンパスツアーや交流を通じて、大学での学びや研究、将来のキャリアについて直接話を聞きました。

最先端のテクノロジーと世界トップレベルの大学、その両方を一日の中で体験することで、生徒たちは「これからの社会でどのように学び、どのような未来を描いていくのか」について視野を広げました。

 

スタートアップの最前線で「起業家精神」を学ぶ

研修中盤には、世界有数のスタートアップ・アクセラレーターであるPlug and Playを訪問しました。
実際の起業家によるピッチを見学し、新しいアイデアをどのように言語化し、相手に伝え、事業として成長させていくのかを間近で体感しました。
ランチタイムには、施設で働く方々や起業家に生徒自身が英語でインタビューを行ったり、自身の探究テーマについてピッチしたりすることにも挑戦。
さらに、シリコンバレーでIT企業を起業した起業家から、起業に至るまでのストーリーやアメリカで起業する魅力、成功の秘訣などについて伺いました。生徒たちからも次々と質問が上がり、「挑戦するとはどういうことか」を直接意見交換する貴重な機会となりました。

AIやロボティクスなどの研究開発に携わる専門家による講演では、急速にテクノロジーが進化する時代に、人間はどのような価値を生み出していくべきなのかについても考えました。

 

最先端テクノロジーを「見る」から「体験する」へ

研修後半には、Googleで働くエンジニアから、テクノロジーの最前線やアメリカでの働き方、グローバルな環境でキャリアを築くことについてお話を伺いました。
生徒たちも積極的に質問し、実際にシリコンバレーで働く方との対話を通して、「世界で働くこと」や「テクノロジーを使って社会に価値を生み出すこと」について考えを深めました。

その後はComputer History Museumを訪問。コンピュータの誕生からインターネット、AIへと続く技術革新の歴史を学び、現在のシリコンバレーへとつながるイノベーションの歩みに触れました。

さらに午後には、世界的なテクノロジー企業を訪問。
グローバルな環境で活躍する社員の方々から、テクノロジーによって社会やビジネスがどのように変化しているのか、また、世界を舞台に働くために必要な力やキャリアについてお話を伺いました。
生徒たちは社員の方々との交流を通じて、自身の関心や将来について積極的に質問。世界の最前線で働くことを、よりリアルにイメージする機会となりました。

シリコンバレーでさまざまなテクノロジーに触れる中で、教科書やニュースの中で知っていた「未来」が、すでに現実の社会の中で動き始めていることを肌で感じる一日となりました。

 

研修の集大成―デザイン思考で「新しい価値」を生み出す

最終日は、これまでの研修で得た学びをアウトプットする「デザイン思考ワークショップ」を実施しました。

グループごとに、新しいビジネスアイデアの創出に挑戦。
「誰の、どのような課題を解決するのか」
「なぜその課題を解決する必要があるのか」
「どのような価値を提供できるのか」
といった問いをチームで繰り返しながら、アイデアをブラッシュアップしていきました。

そして最後は、スタンフォード大学の学生や専門家などをゲストに迎え、各グループが考えたビジネスアイデアを英語でプレゼンテーション。
ゲストから直接フィードバックを受け、特に優れた発表を行ったチームには「プレゼンマスター賞」、独創的なアイデアを生み出したチームには「ユニークアイデア賞」が贈られました。

さらに、有志の生徒4名が、自身が学校で取り組んでいる探究テーマについて全員の前で発表。現地のゲストから直接アドバイスやフィードバックをいただき、自らの探究をさらに深める機会にもなりました。

 

「正解を学ぶ」から、「未来を自分たちで創る」へ

今回の研修では、毎日のように「自分から話しかける」「質問する」「英語で伝える」「フィードバックを受ける」機会がありました。
研修序盤には緊張からなかなか手が挙がらなかった場面もありましたが、日を追うごとに質問する生徒が増え、自ら現地の方々に話しかける姿も多く見られるようになりました。

世界トップレベルの大学、テクノロジー企業、スタートアップ、そしてそこで働き、学ぶ人々との出会いを通して、生徒たちが学んだのは、最先端の「知識」だけではありません。

まずやってみること。
自分の考えを相手に伝えること。
失敗やフィードバックを次の挑戦につなげること。
そして、テクノロジーを使って自分たちはどのような未来をつくりたいのかを考えること。

シリコンバレーで得た多くの刺激や新たな問いを、生徒たちは今後の探究活動や進路、そして自らの「夢」へとつなげていきます。

<English follows>

Into the heart of innovation – Silicon Valley!

From August 23–30, 36 Ikubunkan Global High School students joined our first-ever Silicon Valley Study Tour.
Students visited Stanford University, UC Berkeley, Apple Park Visitor Center, Intel Museum, Plug and Play, and other leading tech organizations, experiencing the cutting edge of technology and entrepreneurship firsthand.

  • Experienced Waymo’s self-driving technology
  • Watched real startup pitches
  • Interviewed students, engineers, and entrepreneurs in English
  • Presented their own research topics
  • Developed new business ideas through Design Thinking

More than just seeing and listening, students were encouraged to ask questions, share their ideas, receive feedback, and take on new challenges.
From learning about the future to creating it themselves.