レポート

REPORT

2026/09/02

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2026年度2学期始業式が行われました

9月1日(火)に2026年度2学期始業式が行われ、夏休みを終えて新学期に臨む生徒たちに、渡邉理事長からおくられたいくつかのメッセージをカテゴリー別にお届けします。


みなさんは夏休み、どんな40日間を過ごしましたか?「40日後にはこうなっている」というイメージを持って逆算して、その通りになったでしょうか。逆算思考はPDCAの繰り返しです。
その通りになった人でも、必ず修正・見直しをする必要があると思います。2学期がスタートするこの機会に、改めて逆算し計画を立ててもらいたいと思います。

終業式の時、AIが進化する今だからこそAIにはできない「それぞれが自分の人生とは何か」をしっかり考える必要があるという話をしました。
AIというのは非常に進化していて、事業計画の相談をした場合、施策案だけでなく、これまでAIが苦手とされていた「理念」や「思い」まで理解してきています。AIの特性を意識せずに今まで通りに使っていくと、もう完全にAIに使われる立場になっていくでしょう。このAIという存在は、これからの人類社会の大きなテーマになり、課題になり、変革の波になっていくと思います。

だからこそ、みなさんに改めて質問します。
「自分とはなにか?」「何のために勉強するのか?」「今の私の使命はなにか?」「私が愛するものはなにか?」「私の信じる未来はなにか?」「私は何のために生きるのか?」「私にとって幸せとは何なのか?」

世の中の大人でもこれに即答できる人はほぼいないでしょう。そして、この自分軸は常に変化します。自身が成長し、環境も変わる中で、毎日毎日向き合う必要があります。だからいつもみなさんに「日記を書きなさい」「自分と毎日向き合いなさい」「自分の価値観と自分の人生に向き合いなさい」と伝えています。
ぜひみなさんにはこの問いと向き合い続けてほしいと思います。

最近「エベレスト理論」に関する話を聞きました。エベレスト理論とは、世界で一番高い山「エベレスト」を意識すると、他の山が低く見えるということです。
つまり「どこに目標を持つか」で、他が通過点のように感じるということです。エベレスト級の、大きな夢を描くことによって、自分の中のリミッターが外れます。目標が高いと「このくらいの努力でいいか」がなくなります。ぜひみなさんもこの「エベレスト理論」を覚えて、今の夢を10倍にして描いてみてください。きっとリミッターは外れます。
「今の夢だったら1日3時間勉強したらいいか」と思うところを、10倍の夢を描き、その夢に向かって努力を重ねてください。

さて、もう一つみなさんに伝えたい話があります。「高校生みんなの夢AWARD」です。高校生に「自己の在り方や生き方」と「社会との関わり」を考えるキッカケを提供し、“夢”を持ってもらうこと、そして、日本の大きな課題である「起業家を目指す若者の裾野を広げること」などを目的として開催されています。 

準グランプリは大変うれしいことに、郁文館から選ばれました。化粧品(柿渋日焼け止め)のビジネスアイデアでした。
化粧品の特許をどこが持っているか、そしてその上で、彼女はその特許をもとに国内外の企業にも実際に売り込みに行っています。つまり高校生なのに、立派なビジネスとして一歩を踏み出しているわけです。それが大変高い評価を受けました。
ここにいるみなさんもぜひ起業を意識してみてください。これから本当に変化の時代です。その中で自分らしい仕事を自分で見つけてほしいと思います。
無理に大きな会社を作る必要はありません。「ただ生活費を稼ぐために会社員になるよりも、自分の世界を作れるかもしれない」と、起業という選択肢を夢の1つに入れてもらえるとうれしく思います。


論語の「子曰く、君子は人の美を成し、人の悪を成さず。小人は是に反す。」という言葉をあなたたちに送ります。
これから成長していく中で、友達や周りの人と付き合う時の一つの大きな指針にしてください。
「一流の人は人の良いところを見て、悪いところは見ません。しかし心の小さい人は反対に、人の良いところを見ずに欠点ばかりを探して突き破る」ということです。

人間には、長所もあれば短所もあります。周りにはたくさんの人がいます。例えば、クラスには40人います。
この40人の友達の良いところを見て接するのか、欠点探しをするのかで人生は全く変わってきます。人生は「出会い」です。どれだけ良い出会いができるかです。

良い出会いをするためには、人の良いところを見ることです。人の良いところを見ると、その人を好きになります。人の悪いところばかり見ると、その人のことが嫌いになります。
好きな人が多いということは、出会いが多いということです。ぜひみなさんは、このことを忘れず、友達の良いところを見つけて好きになってください。それがみなさんの人生を広げると思います。みなさんがこれからたくさんの人と出会い、
友達付き合いをする上で、この論語を糧にしてもらいたいと思います。

最後です。先日、九州で一番高い山「宮之浦岳」に上りました。
その際、山頂を目指す5人家族と出会いました。登り慣れていない様子のご両親と元気なお兄さんたちが、妹さんを交互に背負いながら、家族みんなで励まし合い、一歩ずつ慎重に進んでいました。 挨拶をして少しお話ししただけですが、「人生ってすごい」と改めて思いました。自分の大切な人のために、みんなで一緒に、家族で励まし合っていました。
そして頂上を目指して、一歩ずつ一歩ずつ足を進めている姿を見て、人生そのものだと感じました。

大切な人と励まし合って、そして目標に向かって一歩ずつ、一歩ずつ進んでいく。今回山に登って、その家族と出会えてすごく幸せでしたし、感動しました。

山は諦めなければ必ず頂上に届きます。繰り返し、繰り返し歩めば必ず頂上に届きます。人生も同じです。
新学期も夢からの逆算で着実に歩みを進めてください。