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2026/02/19

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【グローバル高校】1年生が「協働ゼミ&個人探究 成果報告会」を実施

郁文館グローバル高校1年生が「2025年度 協働ゼミ&個人探究 成果報告会」を開催しました。

「協働ゼミ(※次年度より『研究室』に改称)」では、生徒一人ひとりが自らテーマと目標を設定し、グループワークやフィールドワーク、さらに企業・大学・NPO・自治体などの外部団体との協働を通して、実践ベースで探究活動を進めていきます。また並行して、1年生では自身の興味・関心に基づく個人テーマの初期研究成果をまとめ、2年生では留学を通じて実践的な研究を重ね、3年生ではその集大成として論文発表に取り組みます。
本成果報告会は、「1人1校1年間留学」*を控えたグローバル高校1年生全員が、協働ゼミおよび個人探究を通じて取り組んできた1年間の学びを振り返り、その成果を社会に向けて発信する機会として実施しています。今年度で3回目の開催となりましたが、今回はALL Englishによるポスタープレゼンテーションに加え、外部識者による講評、基調講演の実施など、例年以上に内容を充実させた成果報告会となりました。

今回は、その当日の様子をお伝えします!

*1人1校1年間留学:2026年度入学生より選択制となりました。詳細はこちら

Temple University, Japan Campus 学長室室長を迎えた基調講演

今年度の成果報告会では、Temple University, Japan Campus(TUJ)より、学長室室長(Chief of Staff)の May-yi Shaw(メイイー・ショウ)氏をお招きし、基調講演「英語力と探究力で、世界地図から進路とキャリアを選ぶ道」を実施しました。

講演は全編英語で行われ、生徒たちはキャリア形成にとどまらず、人生そのものをグローバルな視点から捉える考え方に触れる貴重な機会となりました。講演の中では、次のようなメッセージが語られました。

・自らあえて、あるいは思いがけず困難な状況に身を置くことで、自分の「目的意識」や「ビジョン」が明確になることがある
・人生のさまざまな段階や年齢を重ねる中でも、「人生における軸」を持っていれば、自分が何者で、なぜそれに取り組むのかを見失わずにいられる

ハーバード大学やペンシルベニア大学をはじめ、世界各地のアカデミアでの経験を、実体験や実際の写真を交えながら語る講演に、生徒たちは熱心に耳を傾けていました。

各協働ゼミによる年間活動発表

基調講演に続き、協働ゼミ(STEAM/エコロジー/メディア・アート/まちづくり/ビジネス/国際協力/アグリカルチャー/総合人間科学)の代表生徒による年間活動発表が行われました。
各発表では、テーマ設定の背景から、調査・実践のプロセス、そしてそこから得られた気づきに至るまでが丁寧に語られ、問いの立て方や社会との関わり方において、生徒たちの確かな成長が感じられました。「更なる問いの設定」という探究サイクルのPDCAに則った発表が、多くの聴衆に強い印象を残しました。

1年生全員参加のポスタープレゼンテーション

後半には、1年生全員によるポスタープレゼンテーションを実施しました。Honorsクラスの生徒およびLiberal Artsクラスで海外大学進学を志望する生徒は、オールイングリッシュでの発表に挑戦し、来場者や外部識者との質疑応答にも積極的に取り組みました。
その場で寄せられる問いに対し、自身の研究内容や問題意識をもとに考えを述べる姿からは、探究内容への深い理解と、物事を多面的に捉える姿勢がうかがえました。また、対話を通して新たな視点を得る生徒の姿も多く見られ、探究の方向性や理解の深さを見直すきっかけとなるなど、学びが一層深まった様子でした。

大学関係者や教育関係者など、外部の視点から寄せられたコメントや問いかけは、生徒一人ひとりにとって、自身の研究を次の段階へと進めるための重要なヒントとなりました。留学を目前に控えたこの時期に、探究の問いや方向性をあらためて見つめ直す、非常に意義深い時間となりました。

「協働ゼミ&個人探究 成果報告会」は、1年間の学びを振り返る場であると同時に、さらなる探究へと踏み出すスタート地点でもあります。グローバル高校では今後も、生徒一人ひとりが「世界地図から進路を選ぶ」ことができるよう、学びと挑戦を継続的に支援してまいります。