レポート

REPORT

2018/10/29

  • 郁文館高等学校
  • 学校教育相談室

高校2年生レジリエンス研修会 活動報告

 夢合宿期間中に高校2年生を対象にレジリエンスプログラム「逆境に負けない力”レジリエンス”を育てよう」を行いました。いずれの回もスクールカウンセラーが講師となって実施しました。

 授業の主なねらいは、1時間目は、「レジリエンス」は学習して身につけることができるスキルであると理解すること、何か困難やストレスな出来事があったときにどのようにネガティブな悪循環から脱するかを知り、意図的にそのスキルを使えるようになると理解することでした。

 2時間目は自分自身の物事の捉え方を7羽のオウムにたとえ、オウムの言葉を変えることで、物事の捉え方を変える方法を学ぶことをねらいとしました。

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 生徒に実施した事後アンケートでは、いずれの授業も9割を超えた生徒が研修会の内容に興味を持ち、研修会は役に立ったと捉えていることがわかりました。


 ふりかえりシートの自由記述欄には、「この会を機に、今後自分がどう変化していくか楽しみであり、成長するきっかけにもなったのでとても良かった。まず自分を知ることから始めてみようと思う」「自分の中ですぐ誰かにイラついたり、あきらめることが多く、そのたびに自分にイラついていたので、少しでも考えを変えてポジティブになれるようにしたい」といった、自己理解と対処法が得られたという意見が多くありました。

 高校2年生は、既に様々な逆境体験をしてきており、うまく乗り越えられなかった経験を持っています。そのため、レジリエンスという考え方は役に立つと捉え、自分のものにしていきたいという意見が多くありました。