レポート

REPORT

2018/09/25

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性に関する保健指導・心理教育 活動報告

 中学2・3年生、高校1年生を対象に、本校養護教諭とスクールカウンセラーが『性に関する保健指導・心理教育』を行いました。保健指導のテーマは、「思春期は大人への移行期 ~思春期における性のリスク~」、心理教育のテーマは「はっきり断ろう! ~自分も相手も大切にする断り方~」でした。

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 講演のねらいは、思春期における性交渉のリスクについて学び、全員にある一定の基礎知識や考え方を持たせ、正しい判断ができるようにさせること、また、そのリスクに直面したときに、上手に断る方法を学ぶことでした。

 
 上手に断るポイントを「はりのわに(は:はっきり断る、り:理由を伝える、わ:話題を変える、に:それでもだめなら逃げる)」として覚えてもらい、事例を使いながら、生徒が自分たちで上手な断り方をできるようワークも行いました。

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 生徒に実施した事後アンケートでは、保健指導・心理教育・全体を通して、100%近い生徒が「性のリスクについて意識が高まった」「心理教育は良かった」「授業はためになった」と答えてくれました。

 生徒の意見には、「断りにくい場面があっても、自分の身体や心を守るためにも、はっきりと断ることが大切だと思った」「相手に流されるまま伝えられないのは良くないから、きちんと嫌だと言うのは大事だと思った」「自分の中に選択肢が増え、役に立った」「性のリスクを自覚して、自分の意志を大事にしたい」といったものがありました。

 多くの生徒が、性のリスクに対して意識を高め、実際には断りづらいことを自覚した上で、練習することの大切さを感じられたようでした。まだ異性とのつきあいがない生徒も他人事と思わず、真剣に授業を受けることができたという回答もありました。


 引き続き、生徒達が自分たちの行動に自覚を持って生活できるよう、サポートしていきます。