レポート

REPORT

2016/11/10

  • 郁文館グローバル高等学校
  • 学校教育相談室

グローバル高校レジリエンス教育 活動報告

9月の夢合宿にて、スクールカウンセラー鈴木がグローバル高校1年生と3年生を対象にそれぞれレジリエンス教育を行いました。


1年生は「逆境に負けない力“レジリエンス”の4つの筋肉」というプログラムであり,授業の主な狙いは,レジリエンスの4つの要素(ソーシャルサポート・自尊感情・自己効力感・ポジティブ感情)について理解し,自分自身のレジリエンスや強みを発見することでした。

3年生は,「受験を前にレジリエンスを発揮しよう」というプログラムであり、狙いは,自分の物事の捉え方のクセを変えることでストレスが減ることを自分の体験にてらし合わせて行い,受験のストレスに活用できるようになることでした。そのために,物事の捉え方のクセをネガティブオウムにたとえたり,どんなポジティブなオウムを肩に乗せたいのかなどについて話し合いました。

 

生徒に実施した事後アンケートでは、各学年98%以上の生徒が「興味を持って授業を受けた」「授業は役に立った」「授業で学んだことを自分でも使ってみたい」と答えました。


自由記述欄では、1年生は「自分には強みがないと思っていたが、自分にも強みがあるとわかってほっとした」「周りの人に支えられていることがわかった」「自分の思っている強みと周りが見ている自分の強みが違い、驚いた」など今まで知らなかった自分の強みやレジリエンスを発見したという意見がみられました。また、3年生は、「受験前に知れてよかった」「受験でストレスが増えているが、ポジティブに捉えて頑張りたい」「自分の認識や考え方のクセを捉えなおすいい機会になった」と受験というストレスに対応する方法を学べたという意見が多くみられました。