3月17日（土）、郁文館中学校・高等学校・グローバル高等学校、ID学園高等学校、総勢782名の卒業式が行われました。

保護者や教職員の盛大な拍手で迎えられ、担任教師の先導で入場した卒業生たち。コロナ禍の入学で思い描いていた学生生活とは異なる形でのスタートとなり、悔しい思いもたくさん経験したことでしょう。それでも、周囲と協力しながら自分の夢や目標に向かってひたむきに努力を重ねてきた卒業生は、涙を浮かべながらも、自信に満ち溢れた晴れやかな表情で本日の式を迎えました。

卒業証書授与の場面では、呼名の途中、思わず感極まった先生が生徒の名前を呼べなくなってしまう場面がありました。卒業生は涙交じりの笑顔でその姿を真っすぐ見つめ、担任から一人ひとりの名前が読み上げられると、それぞれが先生の思いに応えるかのように力強く返事をしました。その姿に、会場は温かな拍手で包まれました。

渡邉理事長からは以下の言葉が贈られました。
「皆には無限の可能性があります。夢を叶えることは簡単ではありませんが、ひたむきに努力を重ねた人だけが運をつかみ叶えることのできるものです。それが夢の力です。
そして今、財政問題、AI時代の到来など変化の大きい時代になっています。そんな時代を生き抜く力を身に付けてほしいと皆さんと接してきました。ぜひ努力を怠らず、良い人生だったと思えるよう、損得ではなく善悪で考えられる大人になってください。
健康でありますように。夢かなう人生でありますように。たくさんの人を愛し、たくさんの人から愛され、感謝される人生でありますように。」

最後は、郁文館恒例の「郁文わっしょい」で後輩たちから卒業する先輩たちへエールを送り、卒業式は閉式。卒業生の門出を祝しました。

卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
夢を見つけ、夢を育み、夢に踏み出した皆さん。今後のご活躍を教職員一同心よりお祈り申し上げます。