理事長・校長ブログ

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2022/09/13

  • 理事長・校長

【広報ブログ】2学期第1回 iP class1・2年生合同 渡邉校長HRが実施されました。

今回は、入試広報担当がお送りする理事長・校長ブログです。

郁文館夢学園には、未来の日本、そして世界を牽引する「世界人財」を育成するために、渡邉美樹校長が直接統括担任として指導を行う『iP class』が存在します。
このクラスでは、起業家・政治家・社会貢献活動家など様々な経験を積んだ渡邉校長自らが教鞭をとり、”今”から”未来”を読み解く思考力の養成を目指すための教材である『日経新聞』と世界人財に必要な人格や普遍的な人間の価値観を学ぶための『論語』をテキストに子どもたちに、根本的、多面的、長期的に物事を捉える力を習得させます。

今回のホームルームでは論語を題材にした講義から始まり、
複数の章句が紹介されました。

最初の章句
「子曰はく、其の言の怍ぢざるは、則ち之を為すや難し。」では、
「有言実行の大切さ」や、「自分の思いを伝える時に恥じるようでは、大きな事はできない。」というアドバイスが伝えられました。
また「自分の夢を発表する」時間では、「3ヶ国語を話す事ができるトライリンガルになりたい」という生徒や、「常識の概念を変えるような小説を創りたい」という生徒、「卒業時に学力優秀賞をとります」と宣言する生徒、また「脳や医学を研究して、「死」という概念を変える科学者になりたい」という大きな夢を発言する生徒もいました。

最後の章句
葉公(しょうこう)孔子に語(つ)げて曰く、「吾が党に直躬(ちょっきゅう)といふ者有り。其の父羊を攘(ぬす)みて、子之(これ)を証せり」。孔子曰く、「吾党の直(なほ)き者は、是に異なり。父は子の為に隠し、子は父の為に隠す。直きこと其の中に在り」では、
『正直とは』というテーマに関して、物事を判断する時に忘れてはいけない事は、「何のために」という”理由”や”目的”を考える事が何よりも大切である事が伝えられました。

  

後半の日経新聞をテキストにした勉強では、様々なニュース見出しに関しての解説があり、「一定条件のもと国民に対して一律5万円を給付した方がいいか」「円安がみんなに与える影響は」など一人ひとりが新聞記事に対してどのように捉え、考えるかについて質問されました。様々な課題には固定の『正解』がある訳ではなく、それぞれの事象に関して関心を持ち、自分事として、根本的、多面的、長期的に考えることこそが大切だと伝えられました。

この様に毎回のHRでは、大人顔負けのディスカッションが
渡邉校長と生徒との間で行われています。
真剣に目を輝かせて、純粋な眼差しで授業を受ける生徒たちの今後の成長が楽しみです。

iP classの詳細は下記からご覧下さい。