理事長・校長ブログ

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2018/09/29

  • 理事長・校長

郁秋祭1日目【”ありがとう”が社会を変える】

郁秋祭、毎年恒例の「起業体験プログラム」ですが、
今年は少し様相が違います。
この4月からスタートした
「起業塾」の生徒たちが社長をしているのです。

ロボット工学を学んでいる生徒は、
自分でプログラミングしたロボットゲームのお店を出店していました。
一回百円。
高得点のお客さまには景品をプレゼントします。
ダウンロード版は500円で販売しています。
社長自らゲームを作成したので、
景品の仕入れを除くと原価はほぼ0円。
利益をたくさん得るためには、
売上を上げるか、原価や経費を下げるかしかありません。
彼は起業塾で学んだことを見事に実践してくれています。
彼の将来の夢は、
高齢者の「働きたい!」を支援すること。
そのために今は高齢者や介護スタッフ用の「パワードスーツ」を研究しています。

視界を奪われた世界で食事する
ブラインドレストランを出店した社長もいました。
視覚障害者の方々をより深く理解する機会を提供しています。
とても素敵な企画です。

起業塾の生徒には「ありがとうの数だけ売上が上がるんだよ」と伝えています。
そして、事業そのものが社会課題を解決するCSV(Creating Shared Value)という考え方や、
SDGs(国連の持続可能な開発目標)といった視点も学ばせています。

パワードスーツもブラインドレストランも、
日本や世界の課題を見据えたものです。

郁文館夢学園を卒業し、
素敵な事業を興した社長が社会を変える。
そんな日が来るのも、そう遠くなさそうです。

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