卒業生インタビュー
郁文館VOICE
卒業して実感する
夢教育の力
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郁文館高校
石田 啓さん
東京大学 薬学部 卒業
東京大学大学院 薬学系研究科2年 -
郁文館高校
髙瀨 翔也さん
東京大学 法学部 卒業
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郁文館高校
伊藤 聡一郎さん
東京電機大学 工学部 卒業
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郁文館高校
田中 康平さん
東北大学 工学部 卒業
東北大学大学院 工学研究科 卒業 -
郁文館高校
戸松 淳さん
早稲田大学 商学部 卒業
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郁文館高校
小出 大樹さん
早稲田大学 商学部 卒業
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郁文館高校
山本 菜々美さん
帝京大学 ヒューマンケア学部 看護科 卒業
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郁文館高校
後藤 愛実さん
立教大学 社会学部 2024年入学
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郁文館グローバル高校
青田 倫さん
University of Melbourne 2025入学
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郁文館グローバル高校
大原 明さん
University of California, San Diego (UCSD) 2025入学
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郁文館グローバル高校
紺野 裕太さん
University of Toronto/Faculty of Arts & Science/Political Science & Psychology 2025入学
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郁文館グローバル高校
中川 姿さん
University of Queensland, Bachelor of Biomedical Science 2025入学
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郁文館グローバル高校
磯崎 日吾さん
The University of Sydney , School of Computer Science 2025入学
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郁文館グローバル高校
メノン ターラさん
慶應義塾大学 環境情報学部 2025入学
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郁文館グローバル高校
角田 しんのすけさん
上智大学 経済学部 経済学科 2025入学
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郁文館グローバル高校
杉下 アンへリカさん
立教大学 現代心理学部 映像身体学科 2025入学
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郁文館グローバル高校
池内 匠さん
明治大学 政治経済学部 2025入学
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郁文館グローバル高校
北島 怜奈さん
国際基督教大学(ICU) 教養学部 2025入学

郁文館高校
石田 啓さん
東京大学 薬学部 卒業
東京大学大学院 薬学系研究科2年
郁文館での毎日が東京大学合格に繋がっていった
もともと一人で勉強ができないタイプで、いつも自分の家以外で勉強していました。授業や早慶講座などで友達と切磋琢磨しながら、みんなで高め合っていく雰囲気が自分には合っていたのだと思います。郁文館は先生もみんな個性的で、不思議と波長の合う先生がたくさんいました。高校3年間はずっと同じ先生が担任だったのですが、クラスイベントを行ったり、卒業旅行を自分たちで企画したり、色々な経験をさせてもらいました。あのクラスにいられたことは今振り返ると一生の財産だなと思いますし、恩師というのはああいう人のことを言うんだなと思います。郁文館での様々な経験が自分の視野を広げてくれたのだと考えています。学力もそうですが、それ以外の視点を持つことができるのも夢教育の大きな魅力だと振り返って強く思います。

郁文館高校
後藤 愛実さん
立教大学 社会学部 2024年入学
郁文館で学んだ“探究活動”が武器になりました。
夢カウンセリングや三者面談で担任の先生に勧めていただいたことがきっかけで、総合型選抜入試に挑戦しました。私の武器は「貧困支援を促す方法」をテーマに「探究活動」を行ったことです。2年次に参加した郁文館のSDGs海外研修を通して格差社会の現状を知ったことで、貧困問題の解決に携わりたいと強く思うようになり、探究を深めていきました。何でも挑戦できる郁文館の学習環境や、熱血すぎるくらいの先生方のサポートで、3年間が丸ごと受験の準備期間になっていたと感じます。試験前は、担任の先生だけでなく多くの先生方が面接練習に何度も付き合ってくださったことで、本番ではあまり緊張せずに落ち着いた気持ちで臨むことができ、無事合格することができました。担任の先生や進路指導の先生の教えがあったからだと本当に感謝しています。

郁文館高校
伊藤 聡一郎さん
東京電機大学 工学部 卒業
「社会の問題点に興味を持ち、課題解決を考えること」を教えてくれた
今、高校時代を振り返ると、将来やりたい事が多くて一つに絞れず、ただ漠然と前に進んでいた気がします。しかし、郁文館が何でもチャレンジさせてくれる環境であったため、そして「自分自身で社会の問題点に興味を持ち、課題解決を考えること」を教えてくれた夢教育があったからこそ、自分は成長できたのだと思います。自分の興味のある分野で課題解決のために「起業」を考え、それに向かって日々行動できていることは、郁文館時代の夢教育と負けず嫌いな私に色々なことをチャレンジさせてくださったおかげだと思っています。また、当時夢手帳は使いこなせている自信は無かったのですが、今考えるとその考え方はしっかりと身に付いていたことを実感しています。
2021年3月/東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科 医歯理工保健学専攻卒業
2021年4月~/メンタルヘルス分野での起業に向けて準備開始
2021年8月~/現在起業して活動中

郁文館高校
髙瀨 翔也さん
東京大学 法学部 卒業
いい言葉に出会い、実践する場がある。成し遂げる経験が自分の指針になる
東京大学に入学してみて、多くの学生が自分の判断軸を持たずに、見るもの・聞くものに流されてしまう姿を見ました。どんなに能力が高くても、自分自身の生きる指針が無ければ、自分の人生を生きることはできません。私は「日本の政治を変えること」を夢に、委員会、クラブ活動、大学受験を頑張ってきました。高校の3年間は、何が正しくて何が間違っているか、それを自分自身の力 で判断する「判断軸」を見つける時間だと思います。そして、どんなにいい話を聞いても、実行が伴わなければ、指針とまではならないのです。郁文館には「夢達人ライヴ」や、折々の理事長・先生方からのアドバイスなど、『いい言葉』を聞ける環境があり、そしてそれを実践する場があります。子どもだましではなく、郁文館で何かを真剣に成し遂げる経験が、今の自分を作っています。

郁文館高校
戸松 淳さん
早稲田大学 商学部 卒業
自由闊達な校風が魅力。「夢を持つこと」の大切さを実感
在学中は少し面倒だなとも思っていましたが、社会に出て振り返ってみると「夢を持つこと」は日々の活動のエネルギーになると実感しています。郁文館はただ「夢を持て」というだけでなく、その実現のために何をいつまでにやらないといけないのかという思考プロセスなど、「夢を創る」ためのサポートをしてくれる学校です。夢達人ライヴでは、滅多に会えないような各分野の一流の方々が講演をしてくださり、夢の実現のための努力の大切さを聞くことができて、とても刺激を受けました。もちろん、明確な夢を持つことができればベストですが、漠然とした夢でも、持つと持たないとでは大きく違うと思います。夢を持つための機会があると同時に、自主性を身につけることができる環境で、後輩の皆さんも夢を育んでもらいたいと思います。

郁文館高校
小出 大樹さん
早稲田大学 商学部 卒業
芯たる“自分”をこの学校で培うことができた
特撮ヒーローのテレビシリーズや劇場公開映画、ヒーローショー、デザイン開発に始まり、国民的アイドルグループの短編映画、インディペンデント長編映画など、様々な"プロデュース”をしています。現在は新たな作品をつくるべく、企画のアイデアを構想している最中です。郁文館の魅力の一つは大人の社会を感じられること。文化祭のプログラムで行われる起業体験プログラムなどを通して、ルールがある中でどうやったら楽しめるかを学んだことが今でも身になっていると感じることがあります。僕は、1つの夢を目指して邁進してきた人間ではなく、例えば「プロデューサーになりたい」と強く願ったことはありません。仕事や夢に優劣は一切ありません。今後、僕の肩書が変わることもあると思います。その時々の環境があって、人との出会いがあって今がある。単純にそれだけです。僕は“デコボコなこれまで”を大好きだし、待っているであろう“これからのデコボコ”も楽しみで仕方ありません。その中で、どんな状況に入り込んでも“自分自身”だと思いますし、“自分”が信じ、惚れた他者との関係で、進んでいくと思います。その芯たる“自分”を、僕はこの学校で培うことができたと思っています。

郁文館高校
山本 菜々美さん
帝京大学 ヒューマンケア学部 看護科 卒業
厳しくて大変だなと思うことはありましたが今ではそれが自分の強みに
私は現在看護師として働いており、主に入院患者さんの日常のお世話や診療の介助を行なっています。昼夜問わず、患者さんの命を預かりながら仕事をするので、肉体的にも精神的にもハードですが、その分やり甲斐も強く、患者さんが元気になっていく姿を一番近くで見ることができ、ありがとうと言ってもらえたときは看護師になってよかったなぁと思います。看護師を目指したきっかけは、小学校の頃に母ががんで入院した際に、患者や家族に寄り添いながら、的確に業務をこなす看護師さんの姿に憧れたからです。郁文館に通っていた頃は校則が厳しくて大変だなと思いましたが、諦めず前向きに挑戦したことで夢に向かって努力することを学びました。この経験が今でも役立っていると感じています。

郁文館高校
田中 康平さん
東北大学 工学部 卒業
東北大学大学院 工学研究科 卒業
夢教育で最後まで頑張れた大学入試
小さい頃レゴブロックで遊ぶのが大好きで、何かを造る事に没頭していました。高校時代に旅行に行った時に見た島と島を結ぶ大きな橋である明石海峡大橋に圧倒されて、漠然と将来あんなものを造る仕事に就けたらと考える様になりました。その後夢カウンセリングで夢と進路を結びつける作業を何度もして、建築関係の学科に進むことにしました。その後は各大学の学ぶ環境を調べて現在の大学を第一志望にすることにしました。受験勉強もただ単に大学に合格したいという事では無くて明確に「いつか自分も建築の道に進み、そして大きな建造物を造る!」と考えていたので苦では無く、挑戦!という感じでした。高校時代を振り返ると、夢教育があったおかげでPDCAサイクルを身につけることができたと思います。現在は大学院に進み、将来は海外の建築プロジェクトに参加して自分の夢を叶えたいと思っています。

郁文館グローバル高校
青田 倫さん
University of Melbourne 2025入学
挑戦の裏にある力になりたい
グローバル高校の生徒で立ち上げた一般社団法人ZENSHINでは理事を務め、ZENSHINが保有する資金を管理し、1000万円以上の協賛金を集めて世界大会に挑みました。仲間の努力が形になる瞬間に立ち会った経験から「お金は夢を現実に変える力になる」と実感し、ファイナンスを学ぶことができる大学への進学を決めました。「表に出る役割ではなくても、人の挑戦を支えることは同じくらい尊い」―そう感じたこの経験が、大きな糧となっています。
At ZENSHIN Robotics, a general incorporated association launched by students of our Global High School, I served as a board director, managed ZENSHIN’s funds, and raised over 10 million yen in sponsorship to take on the world championships. Watching my teammates’ efforts take shape taught me that “money can turn dreams into reality,” which led me to choose a university where I can study finance. This experience also showed me that “even if you’re not in the spotlight, supporting others’ challenges is just as noble,” and it has become a powerful source of motivation for me.

郁文館グローバル高校
大原 明さん
University of California, San Diego (UCSD) 2025入学
人とのつながりで切り拓く次世代宇宙産業の未来
高校生活では、ロボット競技チームの運営責任者として活動し、目標の共有や意見の衝突を乗り越える中で、「人と向き合う力」を養いました。仲間とつながり、対話し、ときにはぶつかり合った3年間は、私を人間的に大きく成長させてくれました。
グローバル高校で磨いた英語力と多文化協働の経験をもとに、UCSDでは宇宙物理学を専攻します。在学中は、研究インターンと金融インターンを並行して行い、実践的な視点を身につけながら課題解決力をさらに深めていく予定です。
学士課程修了後は、英国で宇宙論の修士号を取得し、日本の宇宙産業の商業化を推進する基盤を築いていきたいと考えています。将来的には、日本の「ものづくり」の力を結集し、日本が宇宙に一歩近づくための一助となることを目指しています。
In high school, I worked as operations lead for our robotics team. By aligning goals and working through clashes of opinion, I developed the ability to truly engage with people. Three years of connecting, dialoguing, and sometimes colliding, with teammates drove significant personal growth. Building on the English proficiency and multicultural collaboration skills I gained at Global High School, I will major in astrophysics at UCSD. While enrolled, I plan to pursue both a research internship and a finance internship to deepen practical problem-solving skills. After my bachelor’s, I aim to earn a master’s degree in cosmology in the UK and help lay the groundwork for the commercialization of Japan’s space industry. Ultimately, I hope to bring together Japan’s manufacturing strengths and help the country take a step closer to space.

郁文館グローバル高校
紺野 裕太さん
University of Toronto/Faculty of Arts & Science/Political Science & Psychology 2025入学
包括的な幸福を目指す国際機関の職員に
グローバル高校では、異国の未知なる世界に飛び込む1年間の留学に加え、ゼミ長として学年の異なるゼミ員をまとめながら、早稲田大学や国会議員の方々とも連携し、協働ゼミを立ち上げました。こうした挑戦を通じて、苦難と喜びの両方を経験し、幅広い視野と揺るぎない価値観を育むことができました。
また、個人研究では「ウェルビーイング」をテーマに探究を進め、その過程で人間の幸福や社会の在り方について深く考えるようになりました。大学では政治学や心理学を中心に学び、現代の複雑な紛争を乗り越えるための「洞察力」を身につけたいと考えています。そして将来は、世界の本質的な幸せを追い求める国際機関の職員として、よりよい社会の実現に貢献したいという夢を抱いています。
At Global High School, in addition to a year-long exchange that plunged me into an unknown culture, I served as seminar leader, bringing together students from different grades and launching a joint seminar in collaboration with Waseda University and members of the National Diet. Through these challenges, I experienced both hardship and joy, cultivating a broad perspective and firm values. In my individual research, I explored “well-being,” which led me to think deeply about human happiness and the shape of society. At university, I plan to focus on political science and psychology to develop the insight needed to navigate today’s complex conflicts. My dream is to work at an international organization dedicated to pursuing the world’s essential happiness and to contribute to building a better society.

郁文館グローバル高校
メノン ターラさん
慶應義塾大学 環境情報学部 2025入学
自然と共生できる未来のために
インドをバックグラウンドに持つ私は、幼い頃から自然や動物と深く関わりながら育ってきました。グローバル高校では、SDGsに関する研究に取り組み、オーストラリア留学中には動物保護施設でのボランティア活動を経験しました。これらの活動を通じて、環境問題の深刻さと、その中で人間が果たすべき役割の大切さを実感しました。私の将来の夢は、環境と調和した持続可能な社会の設計に貢献することです。その実現に向けて、大学ではデザインとサイエンスを融合させた学びを深め、環境や動物にやさしい仕組みを創り出す力を身につけていきたいと考えています。
With roots in India, I grew up closely connected to nature and animals. At Global High School, I conducted research related to the SDGs, and during my study-abroad in Australia I volunteered at an animal protection facility. These experiences impressed upon me both the gravity of environmental issues and the vital role humans must play. My goal is to help design a sustainable society in harmony with the environment. At university, I will deepen a fusion of design and science to develop the ability to create systems that are kind to the environment and to animals.

郁文館グローバル高校
角田 しんのすけさん
上智大学 経済学部 経済学科 2025入学
協働ゼミ活動を通して芽生えた将来の夢
グローバル高校では、1年間の留学に加え、生徒主体の「協働ゼミ」にも取り組みました。私は「まちづくりゼミ」に所属し、3年次にはゼミ長を務めました。合宿などのフィールドワークを通して、日本各地で進行する過疎化の現実に直面し、この課題に対して自分も何か貢献したいという思いが芽生えました。もともと数学や数字に興味があったことから、データサイエンスと掛け合わせ、「データアナリストとして日本の過疎化に貢献する」という夢が生まれました。現在は大学で経済学を専攻しながら、データサイエンスの授業も履修しています。郁文館で培った“夢を追い続ける力”を胸に、日々学びに励んでいます。
Along with a year-long study abroad, I took part in a student-led “Collaborative Seminar.” I belonged to the “Community Development Seminar” and served as seminar leader in my third year. Through fieldwork such as training camps, I confronted the reality of depopulation unfolding across Japan and felt compelled to contribute to this challenge. Combining my interest in mathematics and numbers with data science, I formed the dream of “contributing to Japan’s depopulation issue as a data analyst.” I am now majoring in economics while also taking data science courses. With the “power to keep pursuing dreams” nurtured at Ikubunkan in my heart, I devote myself to learning every day.

郁文館グローバル高校
杉下 アンへリカさん
立教大学 現代心理学部 映像身体学科 2025入学
エンターテイメントで世界を変える
グローバル高校在学中は、「日本をより国際的な国にするにはどうすればよいか」というテーマを掲げ、自身の特技である“ダンス”を通じて、多様性の大切さを発信してきました。有志のメンバーを集め、「多様性×ダンス」をテーマにしたショーを校内外で披露し、カナダ留学中には自作の作品が評価され、優秀ダンサーとして表彰されました。こうした経験から、将来は“ダンス”という表現手段を活かし、多様性に関する社会課題の解決に取り組む表現者になりたいと考えるようになりました。エンタメの力で人々の心に変化をもたらし、日本がより多様性を尊重する社会になる一助となることが私の夢です。その実現に向けて、大学では舞台や映像制作の技術を学ぶとともに、人の心を動かす作品とは何かを心理的な側面から研究し、表現の力をさらに磨いていきます。
While at Global High School, I adopted the theme “How can we make Japan a more international country?” and used my strength, dance, to communicate the importance of diversity. I gathered volunteers and staged shows themed “Diversity × Dance” both on and off campus. During my study-abroad in Canada, my original piece was recognized, and I was honored as an outstanding dancer. These experiences led me to aim to become an artist who addresses social issues related to diversity through the medium of dance. To realize this goal, I will study stage and film production techniques at university while also researching, from a psychological perspective, what makes a work move people’s hearts, refining the power of expression even further.

郁文館グローバル高校
池内 匠さん
明治大学 政治経済学部 2025入学
モビリティ社会を実現するために
グローバル高校では、自動車業界の未来に貢献するための政策研究の手がかりを探し、さまざまな課外活動に取り組んできました。最初は、自動車とは直接関係のない「森林環境贈与税」の使い道について区長に提案する活動からスタートしましたが、そこで得た縁や経験が発展し、最終的には未来のモビリティ社会をデザインするワークショップで賞をいただくことにもつながりました。これらの経験を通じて、官民連携が社会に与える影響の大きさを実感しました。そこで私は、日本が抱える少子高齢化や交通手段の不足といった社会課題の解決に向けて、自動車業界と行政の橋渡しを担うような仕組みづくりに取り組みたいと考えるようになりました。将来的には、時代に即した持続可能なモビリティ社会の実現に貢献していきたいと思っています。
To find policy research pathways that could contribute to the future of the automobile industry, I engaged in diverse extracurricular activities. I began with a project not directly related to automobiles: proposing how to use the “Forest Environment Transfer Tax” to our ward mayor. The connections and experience I gained there expanded, eventually leading to an award at a workshop on designing the mobility society of the future. Through these experiences, I grasped how influential public-private collaboration can be. I now hope to build mechanisms that bridge the auto industry and government to tackle social issues such as a declining birthrate/aging population and inadequate transportation. Ultimately, I want to help realize a sustainable mobility society suited to our times.

郁文館グローバル高校
北島 怜奈さん
国際基督教大学(ICU) 教養学部 2025入学
多角的視点で考えるサステナブルな観光
高校2年次のニュージーランド留学では、空港でのインターンを経験し、旅の満足度が空港サービスに大きく影響することを実感。現場で自ら行動することの意義や、失敗を通じた学びの大切さも体感しました。また、グローバル高校ではエコロジーゼミに所属し、「サステナブルツーリズムを日本にどう浸透させるか」というテーマで研究を行いました。これらの経験を通じて、持続可能な社会の実現に貢献できるツアープランナーを志すようになりました。現在、ICUでは情報科学を通じて観光データの分析手法を学び、心理学を通じて旅行者の行動や意識を深く理解する力を養っています。今後は環境研究や経営学にも学びの領域を広げ、複眼的な視点からサステナブルツーリズムの可能性を追求していきたいと考えています。
During my second-year study-abroad in New Zealand, I interned at an airport and realized how much airport services influence travelers’ satisfaction. I also learned the value of acting on site and the importance of learning through failure. At Global High School, I joined the Ecology Seminar and researched “How to spread sustainable tourism in Japan.” These experiences inspired me to pursue a career as a tour planner who contributes to a sustainable society. At ICU, I am learning methods for analyzing tourism data through information science and developing a deep understanding of traveler behavior and attitudes through psychology. Going forward, I plan to expand into environmental studies and business administration, exploring the possibilities of sustainable tourism from multiple perspectives.

郁文館グローバル高校
中川 姿さん
University of Queensland, Bachelor of Biomedical Science 2025入学
未来を生きる子どもたちへ / To the future generation of youth
私の名前は姿と申します。2025年に郁文館グローバル高校を卒業しました。サード・カルチャー・キッズとして育ち、異なる文化や価値観に触れながら、さまざまな生活環境を実際に体験してきました。こうした経験を通じて、多様なコミュニティにおける社会構造と環境との関係について深く学ぶことができました。もともとは生物学に興味を持っていましたが、学びを進めるうちに、化学や健康科学へと関心の幅が広がっていきました。特に、環境や社会の仕組みと人々の健康・幸福の間にある複雑なつながりを理解することに大きな魅力を感じています。私は、将来世代がより健康で豊かな環境の中で人生を歩めるよう貢献したいと考えています。健康は単なる基本的なニーズではなく、どこに暮らしていても、すべての人にとって意味のある人生を築くための土台であるべきだと信じています。この思いのもと、大学では生物医学を学び、身体的・精神的・感情的な健康に影響を与えるさまざまな要因やその因果関係について深く理解を深めていきたいと思っています。
My name is Sugata, and I graduated from the global science track in 2025. Growing up as a third culture kid exposed me to different norms and allowed me to witness various living conditions firsthand. This experience opened my eyes to how diverse communities structure their societies and how all living things adapt to thrive in their environments. Initially drawn to biology through my coursework, my interests gradually expanded to include chemistry and health sciences. I became particularly fascinated by understanding the complex relationships between our physical environment, societal structures, and human wellbeing. My personal goal is to help create healthier environments where future generations can live fulfilling lives.I believe that health and wellbeing should be accessible to everyone, not just as a basic necessity, but as a foundation for a meaningful life regardless of where someone lives. This recognition drives my decision to pursue biomedical science at university, where I hope to explore different aspects of health sciences and understand the complex causes and effects that impact us physically, mentally, and emotionally.

郁文館グローバル高校
磯崎 日吾さん
The University of Sydney , School of Computer Science 2025入学
留学がもたらした人生の転機と学びの広がり / Turning Points Abroad: Learning Beyond Borders
グローバル高校での一年留学を通して国内では想像もできないような新しい体験を多く得ることができたと同時に、新しい環境や文化に触れたことでその後の人生にも多くの局面に影響を与えてくれたと実感しています。グローバル高校特有のゼミ学習においても、哲学に関しての研究をすることができ、自分の持つ興味や好奇心を学校を通じて活かすができました。それのみにとどまらず、課外活動の一環として北米で開催されているロボティクス大会にも出場し、学内にSTEM教育を広げることができたと同時に、自分自身もプログラミングや設計に必要なスキルを学ぶことができました。現在は高校での経験を通して、シドニー大学にてComputer Science学部を履修しており、課外活動やゼミ活動の中で学んだことの多くが大学での学びにも繋がっているように感じます。グローバル高校では、とくに生徒の好奇心が重要視され、一人一人の関心に沿った学びを得られることが今の自分に繋がっていると確信しています。
Through my year-long study abroad with Global High School, I gained many new experiences that would have been unimaginable in Japan, and I feel that being exposed to new environments and cultures has influenced many turning points in my life since then. In Global High School’s distinctive seminar-based learning, I was able to conduct research in philosophy and channel my interests and curiosity through school. Beyond that, I also competed in a robotics competition held in North America as an extracurricular activity, helping to spread STEM education on campus while learning the programming and design skills I needed myself. I am now studying Computer Science at the University of Sydney, and I feel that much of what I learned through extracurriculars and seminar activities in high school connects directly to my university studies. At Global High School, students’ curiosity is especially valued, and I am convinced that being able to learn in ways aligned with each student’s interests has shaped who I am today.
