クラブ活動

郁文館LIFE

2022/09/14

  • 卓球部

卓球部 9月 活動報告

2学期が始まりました。
1回長くて1.5時間の練習を週3回。
公立の高校は毎日練習。公立の中学校の場合、毎日朝練と夕練+土日は毎週のように練習試合で経験を積み重ねています。

それでも大会に出てお互いに切磋琢磨し、成長していくためには、自主的にできることはやろう!と声をかけています。
9月の練習のねらいは、(ボールの)コントロールと自主練です。

【コントロール】体幹の強さと集中力。ボールを掴む(ラケットに吸い込む)感覚と、しっかり振りきることを意識する。

【自主練】(コントロールにつながる)ボール突き、壁打ち(ボールをラケットの真ん中でとらえる集中力と吸い込む感覚、回転をかける感覚を養っておく)。ランニング(多球練習に対応できる、夏でもやり切れる、試合で勝ち続けられるだけの体力をつけておく)。

顧問の伊藤は、中学時代教室に2台しかないという環境で、中3の先輩が引退するまで台に付けませんでした。しかし、先輩はランニングや素振りなど、全てに付き合ってくれました。1500m走は初めは8分もかかってしまいましたが、引退する頃は5分を切っていて、バスケ部と一緒に走れるくらいになっていました。ボールは自腹で数個しかない。ラケットは間違ってその場に置いて帰ると不良に破壊されるような環境でした。
中3の最後に地区の個人戦で準優勝しました。自己肯定感のかけらもない自分にとって、生まれてはじめての栄光でした。

がんばること、達成感を得ること、挑戦する気持ちが生まれること、自分の価値は自分で努力して勝ち取ること、礼儀、オリンピズムなど、部活を通して学んでほしいことはたくさんあります。少ない練習時間ですが、濃い時間をすごしてほしいと思います。

1年に1回NHKで全日本選手権の決勝しか見られなかった昔と違って、Youtubeなどで自由に学べる。毎回台につける。エアコンがある。球はほぼ無限にある。という恵まれすぎた環境です。是非、卓球にのめりこんでほしいと思います。