クラブ活動

郁文館LIFE

2014/09/06

  • 中学サッカー部

私学大会4回戦 結果報告 ベスト8

8月24日  VS創価中
場所: 私学事業団新小岩グラウンド

前半  1ー0
後半  1ー1
結果  2ー1  勝ちました

2年生、1年生はカイザースラウテルン市長杯を挟んでの連戦、3年生4人はニュージーランド研修出発当日という過酷スケジュールです。
暑さと連戦で疲労度がピークの選手たち。数時間後には3年生は成田を出発しなければなりません。しかし、この試合に勝てば12月から始まる2014首都圏私立中学校チャンピオンズカップに駒を進められます。まさに正念場の一戦です。
先生、OB、選手、サポーター全員が苦戦覚悟で望んだ4回戦、相手は実績上位の創価中。


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開始早々から激しい攻防が続きます。前半10分、ハーフウェイライン近くの相手陣内でファウルをもらった郁文館。フリーキックです。跳ね返されてもこぼれ玉に反応してくれれば得点のチャンスです。その距離約25メートル。体重をうまく乗せたボランチの選手の放ったボールはきれいな放物線を描いて直接ゴールに吸い込まれていきました。両チームの選手全員が見送るしかなかった、スローモーションを見ているような見事なループシュートでした。

 

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この1点で相手チームも一気に攻撃型の戦術をとってきました。最終ラインで右左へボールを回しながら、くさびのパスの出所を探っています。相手のフォワードはスピードで数人を抜くドリブラーです。郁文館の選手達も左右にスライドしながら、この縦パスを防ぎますが、それでも相手はわずかなスペースを利用してパスを通してしまいます。しかし、1人、2人ではなく、数人でプレスをかけ、動きを何と

か封じました。

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前半リードでいよいよ勝負の後半です。

 

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もう1点、もう1点をとりたい郁文館。後半5分、10分と激しい攻防が続きます。しかし、後半13分、味方陣内の混戦から細かいパスをつながれてしまい、同点とされてしまいます。選手たち皆が落胆の表情を浮かべたかに見えましたが、まだビハインドではありません。

 

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残り10分、相手の怒涛の攻撃が続きますが、選手全員が体を張って防ぎます。だれもがPK戦を覚悟した後半25分、郁文館のボランチの選手の短い縦パスにフォワードの選手が反応、ドリブルで抜くと見せかけて相手ディフェンダー2人を引き付けます。絶妙のタイミングでオーバーラップしたミッドフィルダーにショートパスがつながり、キーパーをかわして左足でゴールネットを揺らしました。

 

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わずか十数秒でしたが、ピッチから、ベンチから、スタンドから、郁文館中学サッカー部関係者すべての心を熱くした見事な決勝点でした。

 

ついに出場75校のベスト8です。2014年 首都圏私立中学校チャンピオンズカップの東京都代表として出場権を得ることかできました。

 

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このあと、3年生は5回戦を後輩に託し、成田からニュージーランドへ向けて飛び立ちました。