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2022/01/06

中学iPclass 陸前高田・気仙沼研修を実施しました

~陸前高田・気仙沼研修レポート~

11月18日(木)~11月21日(日)の4日間で「陸前高田・気仙沼研修」を実施しました。
この研修では「未来を復興するツアー」として、有機・循環型社会、命をテーマとした体験を通じて、楽しみながら学べる施設「ワタミオーガニックランド」を活用して、SDGsを実践的に学ぶこと
を目的として取り組みました。
また、未来を復興するために必要な「雇用」と「納税」を生み出すことを、ランド内にある農場、工房、ショップ、レストランなどに触れることで体感することも大きな目的です。

どんな研修となったのか。レポートしたいと思います。

【1日目】
待ちに待った陸前高田・気仙沼研修が始まりました。
新幹線で一ノ関まで行き、その後、バスで陸前高田へと向かいました。この日は、午後だけの活動です。
「桜ライン311」の活動に参加しました。
「災害で生まれる悲しみを2度と繰り返さない未来を創る」ために、津波の到達点に桜の木を植樹し、未来の人たちに伝え残し、もしも、津波が来た時は、桜の並木よりも高いところに逃げてもらおうという思いを我々も共有しての活動となりました。
協力して穴掘りから始まり、施肥、固定、添え木をして、最後は鹿よけの匂い袋をつけて終わりました。2時間に及ぶ作業でしたが、4本の桜を植える事が出来ました。

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2日目】
渡邉校長が経営する「オーガニックランド」体験学習の一日です。
陸前高田の海に近い場所にオーガニックランドは建設されていました。
そこは旧市街地で、現在は住宅を建ててはいけない地域です。約23ヘクタールで東京ドーム5個分の広さの土地に、日本初のオーガニック・命をテーマにした環境配慮型テーマパークです。

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渡邉校長と一緒に海岸を歩きながら、この地に起こった未曾有の被害をもたらした津波の話を聞き、この地の人々がどんな思い出あの日から過ごしてきたかを学びました。

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収穫体験では、ベビーリーフやパプリカを摘みながらいただき、瑞々しさや、味の違いを感じながら、種を残す素晴らしさを感じました。
渡邉校長の講話では、オーガニックランドの果たす役割、このパークに掛ける思いを聞きました。
また、「奇跡の一本松」の所で校長先生が伝えたことは、どんな時でも「諦めない」ということ。何をするにも1番大切なことは「自分の意思」だという事をお話ししました。
今後も、まだまだ建設途中であるこのパークを生徒達のアイディアで、日本中の学生が食と命を体感できる修学旅行の設計を目指していきます。


【3日目】
午前中は陸前高田市の市内散策でした。
まだまだ残る震災の爪痕。綺麗な町との対比でより鮮明に津波の凄さを実感しました。
津波の被害から復興した街を一望できる高台に行き、計画都市として復興をしてきている街を見ました。

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その共通点は、オーガニックランドもそうでしたが、新築する建物はほとんどが木造建築です。その意味を聞き全員納得でした。新しい街に伝統を残していく工夫もみられました。
地元のお母さんたちがつくったお昼ご飯をご馳走して頂いたり、わかめの芯抜き体験などを楽しみました。
また、クロスゲームを通じて災害時の行動について深く学習しました。


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最後に、陸前高田市長さんから震災の体験談とこの街の復興への思いを聞かせていただき、市長の熱意がここまでの復興に繋がったのだと実感しました。


【4日目】
研修最終日は、気仙沼の震災伝承館で半日過ごしました。震災の被害を受けた高校をそのまま残し、災害の恐ろしさを語り部さんより生々しい話を聞きながら見学していると、その当時の光景が目の前に再現されるような錯覚に囚われ、恐怖と悲しさがこみ上げてきました。

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また、この日は、月に一度の市を挙げての防災訓練が行われ、その訓練にも参加しました。津波を想定して、高台へと避難する訓練ですが、誘導員の歩くスピードの速さが、津波の恐ろしさを感じさせられました。

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そして、我々の団体が来館15万人目ということで、気仙沼市長さんから「若い皆さんが、防災意識を高め、その意識を広めてくれることを期待します。」のお言葉をいただき身の引き締まる思いになりました。

この四日間で、「災害の恐ろしさ」を感じ、多くの人たちと接する中で、「命の尊さ」を痛感することになり、皆「今このときに生きている奇跡を大切にする」気持ちを心に刻むことができたと思います。
また、宿泊行事を通じて、毎晩のミーティングや移動のバスの中での友達とのディスカッションなどを通じて、学校の座学では学べない様々な人間力の成長に繋がっていると思います。

今後、このような研修を更にブラッシュアップして、日本一の「学び、体験し、考え、挑戦する」研修を目指してまいります。

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