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理事長・校長からのメッセージ

理事長 渡邉 美樹

 私の原点と言える大きな出来事がふたつ、小学5年生の時に起きました。ひとつは大好きだった母親が目の前で病気により亡くなってしまったこと。そしてもうひとつはその半年後に父親の会社経営が行き詰まり清算してしまったこと。10歳にして心の拠り所と生活の基盤の両方を一気に失ってしまいました。そしてその時に決意したことがあります。「将来、絶対に社長になって父の仇を取る。そして、天国の母親にも社長で活躍する姿を必ず見せてあげる」ということです。
 ではそんな私がなぜ学校経営を志すようになったのか。そのきっかとなった原体験は貧しさの中から家庭教師を掛け持ちし、教えることの喜びを知った中高生時代、そしてボランティア活動で養護施設を訪ねていた大学生時代に遡ります。

 養護施設の子どもたちと触れあう中で、あることに気が付きました。孤児という同じ厳しい環境の中で育っても、ある子は道を踏み外して非行に走り、しかしある子は一生懸命勉強して夢を叶える。一体何が違うのかといえば、ただ一つ、出会った担任の先生の違いでした。何か問題が起きた時に「養護施設の子だから」と疎外する担任に出会うのか、「君の味方だよ」「君を信じているよ」と励まして、背中を押してくれる担任に出会うのか、「担任次第でこんなにもひとの人生が変わるのか、教育というものは何と素晴らしいのだろう」と確信し、いつか子どもたちの教育に関わる仕事がしたいと思い始めました。

 そして24歳、外食産業で起業し、店を1つ増やしたら塾を1校ずつつくり、30校になったらそれを束ねて学校にしよう、自分の理想とする学校をつくろうと考えました。しかし、実際には外食産業を勝ち抜くには相当のパワーが必要で、学校経営の夢には日付を入れ直しました。その夢を現実のものとしたのが2003年、郁文館との出会いでした。

 それと同時に経営者として、就職活動を通じて延べ10万人以上の大学生と関わり、日本の教育に強い危機感を抱いていました。なぜ就職するのか、その明確な問いを持って社会の扉を開き、ワクワクしながら社会人になろうとする若者の少なさに愕然としていました。一方では、大きな夢を抱き、学生時代からその実現に向けて日々努力し、その思いを胸に就職し、3年間着実に力を蓄えている者も2割ほどはいます。就職してからの3年間で、取り返しのつかぬほど大きな差が生じています。年齢で言うと「25歳」。夢の実現に向け、羽ばたくことを許されるのが25歳であり、まさに人生のスタートラインに立てるかどうかの分岐点となります。

 郁文館には、ここで学ぶすべての子どもたちを、そのスタートラインに立たせ、「人生の主人公として輝いている人材」を育てることを可能とする「夢教育」というシステムがあります。“子どもたちに夢を持たせ 夢を追わせ 夢を叶えさせる”ことを教育目的に掲げる本校の夢教育は、21世紀になり急速に変貌しつつある社会の変化に対応するために生まれたものです。

 郁文館の夢教育が日本の教育のモデルとなり、人類社会の発展によりよい影響を与えていけるような存在になれるよう、これからも邁進して参る所存です。

郁文館夢学園 理事長 兼 校長 渡邉 美樹

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