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2019/10/15

【教育新聞掲載】Future Lab(フューチャーラボ)(取材記事)

「変化に対応する力」磨く


「現代において、テクノロジーは教養の一つである」。そんな信念を持ち、3Dプリンターやデジタル顕微鏡など最新のICT機器を完備した特別教室「Future Lab(フューチャーラボ)」を設置した中高一貫校、郁文館夢学園(中学校・高校・グローバル高校)。生徒は日々の授業で最新テクノロジーに触れ、学びを深めている。

探究活動やAL(アクティブ・ラーニング)の充実に向けて

2019年1月に完成したフューチャーラボ。扉を開けると、左右の壁には3面式のスクリーンが広がり、3DプリンターやSurface Studio、有機ELディスプレイなど最先端の設備がそろう。

郁文館夢学園は2016年からいち早くPCデバイス全校導入に向け、各生徒にノートパソコンの支給を開始し、施設内のWi-Fi環境を整えるなどICT整備に注力してきた。

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木村教頭

フューチャーラボは▽探究活動▽グループワーク▽アクティブ・ラーニング▽サイエンス――の充実の観点で、日々の授業で活用する。Surface Studioをメモ代わりに使い、グループでディスカッションしたり、大きなスクリーンの前で堂々とプレゼンテーションしたりなど、従来より生徒が主体的に動く授業実践が可能になった。

「サイエンス」の分野では、デジタル顕微鏡など最新の実験器具を完備し、より専門的な理科の実験を実現。また世界に視点を広げた教育を実践するグローバル高校の生徒は、海外の学校と遠隔授業を実施。壁一面のスクリーンに異国の地の教室を写し、まるで一つの空間で共に学習しているかのような臨場感が生徒に好評だという。

さらに同学園の象徴的なスペースとして、学校説明会の会場としても活用している。

■生徒を「テクノロジー音痴」にしない

郁文館グローバル高校の木村和貴教頭は「生徒たちに、テクノロジー音痴になってほしくない。学習する内容はもちろん大切だが、子供にとって最新機器に触れる行為自体に価値がある。テクノロジーに触れインスパイアされる感性や能力こそ、これからの時代を生き抜くために必要な能力だろう」と話す。

同学園では予測不能な時代の到来を見据え、生徒たちの「自分で考える力」や「どこまでもポジティブに考えられる力」の育成に取り組む。フューチャーラボの設置も、その取り組みの一環という。

「デバイスを使いこなすことももちろん大切だが、目まぐるしく進化するテクノロジーに触れて、生徒たちの変化に対応する能力や未知の世界にストレスなく飛び込める能力を育むことが狙いだ」と、木村教頭は明かす。

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フューチャーラボで学習に励む生徒ら



その狙い通り、同学園の生徒は既に変容しつつある。最初こそ物珍しい空間に戸惑っていた生徒たちだが、いまやペンやノートのようにさまざまな機器を使いこなし、授業のセッティングも生徒主導で行う。ロボットコンテストなど、フューチャーラボの機器を使い自主的な活動をしたいと要望する生徒も出てきたという。

教員もワクワクする教室を

一方で、教員にも変化の兆しが見られる。若い教員が中心となり、フューチャーラボを活用した授業実践を次々に提案。先日はある教員が、一見ICTとは親和性が低く思われがちな数学の教科で授業を展開し、生徒も意欲的に取り組んだという。

木村教頭は、「探究型学習をはじめ、生徒主体の授業が主流になっている。教員がいかにワクワク感を持ち授業をつくれるかを、さらに重要視するべきだ。良い環境の中で授業できることは、教員のモチベーションアップにも効果があった」と振り返る。

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理科の実験ではSurface Studioをメモ代わりに活用

木村教頭いわく、フューチャーラボはまだ発展途上中。「3Dプリンターの台数を増やしたり、VRなど新たな機器を導入したり、テクノロジーの発展に合わせできるだけ設備を充実させたい。生徒にとって『ここに来れば最新テクノロジーに触れられる場所』としてあり続けたい」と話す。



※こちらの記事は教育新聞からの転載記事となっております。

https://www.kyobun.co.jp/feature1/pf20191014_01/





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