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2010/02/23
外国訪問の意義
私は昨年末の理事会で、アジアの主な国々を生徒たちが訪問できるシステムを構築するようにアドバイスをしました。訪問を予定している国は現在のところ、中国・香港・台湾・シンガポールなどを考えています。私は学生時代に世界一周をしたり、創業後海外展開したりするなど、早くから海外に目を向けてきました。経済の世界はいち早くグローバル化します。それはお金には国境がないからです。そして一経営者として世界を眺めていると、間違いなく世界はこれから「環境」と「食料」という二つのキーワードでまとまり、協力し合っていかなければならないと思っています。地球全体を見渡すとそのまとまりはアメリカで一つ、EUで一つ、そして次にまとまらなければならないのはアジアなのです。アジア各国が大きなマーケットを形作り、自由貿易を前提とした一つの国のような存在になっていくのです。これは必然なのです。現在の子供たちがこれから20年、30年経って社会の中心になる頃にはそのような社会がやってきているでしょう。間違いなくアジアは一つの方向に向かいます。そのような社会に適応するには、今から準備をしておく必要があります。その頃になって見知らぬ国という感覚では困ります。お隣の国という身近な感覚を持ってもらいたいのです。そのためにはそれぞれの国を知ってもらいたいのです。シンガポール、香港、上海、できれば台湾。このあたりはどうしても見てもらいたいのです。アジアはGDPでトップレベルの国ばかりです。清潔で生産性の高いシンガポール、高層ビル群が乱立する上海、台湾という日本を本当に大切に思ってくれている隣国もある、そして香港という世界の経済センターが日本から4,5時間のところにある。こういうことに気づいてほしいのです。現在、日本から外国への留学生は減少し続けています。言わば、内弁慶の子供が増えている状態です。しかし、よく考えてみてください。日本は海に囲まれています。このような国に住んでいるからこそ自分から外国を訪れてその国を見て回ろうと思わなければ、絶対に視野は広がりません。近い将来、修学旅行という形になるか、他の形になるかまだ検討中ではありますが、必ずや郁文館の多くの子供たちにアジアの世界を見てもらう機会を提供しようと考えています。
理事長 渡邉美樹
以下の写真は1月末に学園を訪問した中国の子供たちです。
剣道、英会話、折り紙教室を通じて、中学1年生と国際交流を行いました。![]()
2010/02/01
中学入試
中学入試が始まりました。
![入試看板[1].jpg](http://www.ikubunkan.ed.jp/message/data/%E5%85%A5%E8%A9%A6%E7%9C%8B%E6%9D%BF%5B1%5D.jpg)
本日は、渡邉理事長も玄関で受験生を迎え、激励しました。
今年の入学生は、本校にとって第二の創立ともいうべき2010年4月共学化のもとで、
第一期生となります。
新しい郁文の歴史をともに歩んでいく、元気で活気のあるこどもたちの入学を
待ち望んでいます。
“今日が夢への第一歩、全力を出し切ろう”
頑張れ、受験生!
校長 宮崎 宏
2010/01/28
『創立120周年』
郁文館夢学園は昨年創立120周年を迎え、新校舎も完成し、共学化を果たします。いよいよ新しい郁文館夢学園が創立121年目に始動します。三学期の始業式で話しましたが、「新」という漢字は、立木に斧を入れると書きます。今まで立っていた木とは120年の歴史と伝統を持つ郁文館のことです。郁文館を創立した校祖・棚橋一郎は「強固な意志を持ち決断できる、有能で個性的な社会人の育成」を建学の精神としました。当時は官学の画一的な教育が全盛の時代でしたが、その教育に疑問を感じ、自ら郁文館を創立したのです。棚橋一郎は本学園創立の前年にウェブスターの辞書を日本語に翻訳しています。さらに当時の「郁文館規則」には「英語専修学生の養成を目的とする」と記されています。これらの事実に私たちは創立者の鋭い国際感覚を感じ取ることができます。当時の学生たちに世界に目を向けるよう指導している創立者の姿が目に浮かびます。また創立時の郁文館の学生気質は「質実剛健」(飾り気がなく、誠実なこと)でありました。後にこの気質を校是として採用していた時期もあります。しかし、現在の社会状況は質実剛健といえるでしょうか。建学の精神にある社会または世界に責任を持ち立ち向かっていくという気持ちが薄れているように思います。ですから、私は学園の建学の精神に基づき、この学校から世界に羽ばたく人材を育成します。さらに彼らの活躍で、地球が一つになり、悲しみの涙がなくなり、喜びの笑顔が溢れるという日が来ることを心から願います。それが郁文館夢学園の『新しい』思いです。
2009/12/22
「新たな決断」
終業式で子供たちに話をしましたが、11月に私はカンボジアへ行ってきました。本日はそのカンボジアの話題を取り上げることにします。カンボジアへ出発する前、そしてカンボジアから帰国後に書いたブログ記事がありますので、そちらにもお目を通していただけるとありがたいです。
・訪問前(11月16日)
・帰国後(11月24日)
リンク先のブログ記事にも書かれていますが、今回の訪問では大きな決断をしてきました。カンボジアで学校建設を始めたとき、さらに孤児院の運営を決断したときと同じようにわくわくしています。今回はカンボジアでお米を作ろうと思っています。私が理事長を務めるSAJがNPOとして農業を本格的に始めるのです。NPOの事業ですから収益を追求するものではありません。このようなことを思いついたのはカンボジアでは若者たちが働く場所がないためです。少しでも働く場所を提供できたらと思いました。私たちの運営する孤児院には中学校を卒業する子供がいます。中学卒業後に農業を志す子供たちにはその農場で働いてもらえたらと思っています。また、生活のために農地を売ってしまった人たちもいます。それでも生活に困窮し、自分の子供を売ろうとする人がいます。そんな人たちにも働く機会を与えることができたらとも思いました。働いて収入が得られれば、子供を売ることもなくなります。この国の公称失業率は40%ですが、実質的には60%に達するとも言われています。なんとか少しでもこの状況を変えられるようにカンボジア政府に働きかけてこの話は実現したのです。政府の全面バックアップが得られ、40ヘクタールの土地を、SAJカンボジア代表チョウリーさんのお兄様・チエモンさんからお借りできました。他に200ヘクタール広げることができる土地もあります。赤土でも米を育てられる農法がタイにあるようですので、12月にはタイに行って勉強をしてきます。来年の2月にはカンボジアで農地の立ち上げを行い、3月にその視察を行います。計画では米を二毛作にする予定です。一度目の収穫はカンボジアの孤児へ寄付します。200ヘクタールで1万人の孤児を救えます。さらにもう一度の収穫を販売して農場で働いている人たちに給料を払いたいと考えています。郁文館の子供たちには3月末にカンボジア研修が予定されています。その研修では是非、その農地を見学し、できたら農業に取り組んでみてください。ノーブレスオブリージュ(裕福な国に育った者がその社会的責任を果たすこと)を是非実践してみてください。そうしてこそ、カンボジア研修に行く価値があるというものです。
理事長 渡邉美樹
下の写真はSchool Aid Japanが運営しているカンボジアの孤児院「夢追う子どもたちの家」の様子です。![]()
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2009/12/05
志高館別館 竣工式
1年前から建設を進めてきた、志高館別館が完成しました。
4月からの共学化に向けて、夢合宿に女子生徒が参加することも視野に入れた仕様となっています。
![志高館別館[1].jpg](http://www.ikubunkan.ed.jp/message/data/%E5%BF%97%E9%AB%98%E9%A4%A8%E5%88%A5%E9%A4%A8%5B1%5D.jpg)
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設計をお願いした建築士の方や、施工していただいた建築会社の皆さん、そして志高館の職員一同参列のもと、一昨日(12/3)竣工式を行いました。
海野宿・白鳥神社の宮司さんにお祓いをしていただき、今後ここで学ぶ生徒たちの学業成就を祈願してまいりました。
![竣工式1[1].jpg](http://www.ikubunkan.ed.jp/message/data/%E7%AB%A3%E5%B7%A5%E5%BC%8F1%5B1%5D.jpg)
![竣工式2[1].jpg](http://www.ikubunkan.ed.jp/message/data/%E7%AB%A3%E5%B7%A5%E5%BC%8F2%5B1%5D.jpg)
夢合宿は、本校の推進する夢教育にとって最も大切な行事であり、6カ年の合宿を通じて、生活習慣、協調性、積極性、社会性、学力を身に付けることを目標としています。
そして夢合宿を行う何よりも重要な意義は、自らの夢を設定し、1年ごとにその確認と更新を行う場であるということです。
1年に1度、ここ志高館で自らの夢に思いを馳せる。
この新しい、素敵な別館も使い、夢合宿をさらに進化させていきます。
校長 宮崎 宏
2009/12/04
「新しいカフェテリアについて」
来年の3月には校舎がすべて完成します。現在、建設中の西館には、図書館、講堂、カフェテリア(食堂)、家庭科室などが入ります。西館が完成した時点で120周年式典を行う予定です。今回はその新西館に設置されるカフェテリアについてお話をいたします。まず、そのメニューと値段を写真でご確認ください。
そば280円
うどん280円
醤油ラーメン380円
味噌ラーメン380円
ウィンナーと野菜のスパゲッティ350円
ナスとベーコンのスパゲティ350円
スタミナ丼400円
マーボー飯380円
特製有機野菜カレー350円
ハンバーグ(200g)定食400円
生姜焼き定食400円
定食盛り付け例
新しいカフェテリアでは子どもたちの健康によい食事を提供したい、また学校で摂る食事を食育に生かしたいとの思いから、添加物や化学調味料の使用を極力抑え、国産有機野菜を使うなど安全・安心なメニューを提供しようと考えました。カフェテリアや学食は子どもたちにとって一生の思い出となるものです。同窓会などであの学食のあの料理がまた食べたくなるよなあなどという話をよく聞きます。200グラムの大きなハンバーグであるとか、本格印度式カレーは思い出に残るものだと思います。私のリクエストで、うどんやそばと共に出されるお稲荷さんもサイズを大きくしました。子どもたちや先生方はもちろんのこと、保護者の皆様にも、新しいカフェテリアをご利用いただき、ぜひ食育について一緒に考えていきましょう。思い出になる場所にしていきたいと考えています。保護者の皆様、学校へお越しの際には、どうぞカフェテリアへお立ち寄りください。
理事長 渡邉美樹
2009/11/19
「本学園の共学化について」
来年度から本学園は中学校一年生と高校一年生から女子を受け入れ、共学化を行います。私としては120年も続く伝統ある男子校を共学化することにはためらいがなかったわけではありません。男子校の良さがあるということも十分承知しています。しかし、今回共学化を決定したのは、やはり子供たちの幸せのためにという観点に立ってのことです。最近の大学の新卒者を見ていると、非常に女性が強いという事実があります。例えば、ワタミという企業一つを取ってみても、優秀なリーダーシップを取る者が男性ではなく、女性になってきているという現状があります。安定した平和な世の中が続くと男性の存在感が薄くなり、また戦国の世の中になれば男性が強くなってくるという歴史の流れの中の一事象であるかもしれませんが、現在の平和な日本において、男子だけで育つということは、強さを身につけるということにおいては、子供たちの幸せのためになっていないと強く感じていました。現在、非常に強い個性を発揮できるようになった女性とともに学ぶことで、男性がより強くなっていけるという環境を作ることができるであろうと考えました。そしてまた女性も本学園の夢教育を受けることであるべき人格、生活習慣を身につけ、自分自身の夢に向かって努力してもらいたいと思います。郁秋祭では本校への進学を志す多くの女の子に会いました。これまでにない新鮮な出会いと喜びがありました。「私はこの学校に決めました。」と言ってくれる女の子がいてくれたことは本当にうれしいことでした。
なお、11月14日に行われました高校・グローバル高校入試説明会におきまして、私宛にいただきました質問の回答は下のボタンをクリックしてください。
2009/11/09
創立記念日について
今週の金曜日、11月13日に本校は創立120周年を迎えます。
本日の全校集会・校内放送で、建学の理念と創立者の思いについて、生徒諸君に話しました。
郁文館の創立は、明治22年(1889)年です。
当時の日本は、西欧に遅れた近代化を急速に達成すべく、「富国強兵・殖産興業」というスローガンのもと、国民の権利=民権を制限し、国家の権限=国権を拡大しながら近代国家建設をめざし、それに貢献できる国民を作ることが教育、学校に求められました。
こうした状況のなか、創立者棚橋一郎は、そのような官主導の画一的な教育では本当の意味での近代国家建設は不可能と考えました。

国民一人ひとりが確固たる考えと個性をしっかり持つことが必要で、そうした有能で個性的な社会人の集合体こそが近代国家となりうると判断しました。
そのための教育こそが真の近代国家建設を可能にするのであり、そういう人材を輩出すべく郁文館を創立しました。
時代の求めに応じた、明治の先覚者ともいうべき教育者でありました。
私ども郁文館は、創立者のこうした「時代の先覚者たるべし」という思いを、いつの時代にも大切にしていきたいと思っています。
120周年記念事業である新校舎建設も来年3月には完了し、4月からは共学化が始まります。
これまでの学園章が校章となり、新たな校歌も使われ始めます。
渡邉理事長の考えから始まった本校の夢教育は、21世紀になり急速に変貌しつつある社会変化に対応するための、まさに「時代の先覚者」としての自覚から生まれたものです。
建学の理念と精神を守りつつ、新しい時代に応じた夢教育を推進することで、日本の教育をよりよいものに変えていくための歩みを進めていきます。
校長 宮崎 宏
2009/10/26
郁秋祭への想い
今年も郁秋祭が10月3、4日に行われました。4,000人以上の方にお越しいただき、子供たちの合唱、劇、卒論展、そして起業体験プログラムの模擬店などを楽しんでいただきました。
私も毎年郁秋祭を楽しみにしていますが、今回、郁秋祭でとても強く印象に残ったことは、郁文館の子供たちが『主人公』として各催し物に参加しており、彼らの明るさやのびやかさがとてもよく表現されていたことでした。地下体育館のステージ上で行われる様々な催し物も大学の学園祭のレベルに達したと感じます。中学一年生の新校歌発表、二年生の無人島ウィーの劇、三年生の卒業論文展、高校一年生ではディベート、高校二年生は起業体験プログラムというように各学年にテーマができたことはとてもよかったと思います。
しかし、一方で、反省すべき点もあります。今年初めてすべての学年でテーマを設定したのですから、各テーマの掘り下げが浅く、準備不足は否めませんでした。来年は入学後から継続的に校歌の練習ができますし、夢合宿で無人島ウィーを自分たちなりに理解して、それを表現するようなレベルで各クラス対抗の劇をしてもらいたいと思います。ディベートに関してはまだまだ知識・情報の取得方法の指導が徹底していないため、議論が突き詰められていません。この点について大いに私たちにも責任はありますが、子供たちが知識・情報を集め、それに基づいて判断をし、そして議論を積み上げ、相手を論破するというディベートの流れを意識することが大切なのです。起業家体験プログラムはただものを売っているだけという印象が否めず、起業を体験できていないのではという危惧を持ちました。唯一、掘り下げが十分であったのは卒論でした。これは一年間の長きにわたって準備をしてきた努力がその成果につながったのだと思います。
各学年が、一年間の行事指導の集大成が郁秋祭であるという意識を持ち、皆がその目標に向けて動くことで、郁秋祭はさらにレベルアップできるでしょう。
理事長 渡邉美樹![]()
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郁秋祭では保護者の方々による夢達人ライヴ「親父ライヴ」も開催されました。学校と保護者方々が一体となって子供たちの夢に伴走しています。
2009/10/13
「本学園の教員を目指す方々へ」
今年も教員採用の時期がやってきました。私がこの学校に来て最初に話をしたことは、教員という職業は聖職であるということでした。聖職者とはその対象のために命を捨てられる覚悟がある人です。命をかける理由は、これは私たちの学校のミッションにもつながるのですが、子供たちの幸せのためにです。子供たちの幸せのためにならば命をかけられる人と仲間として一緒に働いていこうと考えています。また、子供たちに夢を持つように指導するのですから、教師自ら夢を追いかけてもらいたいと思います。子供たちの夢のサポーターとして子供たちに伴走し、子供たちにあるべき人格と生活習慣を身につけさせられる人材を望みます。子供たちの人格形成・生活習慣形成に関わるのですから、自分自身もあるべき人格と生活習慣を身につけていることが必要です。さらに、自ら学び、人間として成長し続けてもらいたいと思います。
日本の教育と子供たちの幸せを真剣にお考えの方は、是非とも本学園にお問い合わせください。
理事長 渡邉美樹
今年の郁秋祭(文化祭)も楽しみました。
これは中学1年生の新校歌合唱コンテストで、
新校歌についてコメントをしている場面です。
