2010/01/28

『創立120周年』

 郁文館夢学園は昨年創立120周年を迎え、新校舎も完成し、共学化を果たします。いよいよ新しい郁文館夢学園が創立121年目に始動します。三学期の始業式で話しましたが、「新」という漢字は、立木に斧を入れると書きます。今まで立っていた木とは120年の歴史と伝統を持つ郁文館のことです。郁文館を創立した校祖・棚橋一郎は「強固な意志を持ち決断できる、有能で個性的な社会人の育成」を建学の精神としました。当時は官学の画一的な教育が全盛の時代でしたが、その教育に疑問を感じ、自ら郁文館を創立したのです。棚橋一郎は本学園創立の前年にウェブスターの辞書を日本語に翻訳しています。さらに当時の「郁文館規則」には「英語専修学生の養成を目的とする」と記されています。これらの事実に私たちは創立者の鋭い国際感覚を感じ取ることができます。当時の学生たちに世界に目を向けるよう指導している創立者の姿が目に浮かびます。また創立時の郁文館の学生気質は「質実剛健」(飾り気がなく、誠実なこと)でありました。後にこの気質を校是として採用していた時期もあります。しかし、現在の社会状況は質実剛健といえるでしょうか。建学の精神にある社会または世界に責任を持ち立ち向かっていくという気持ちが薄れているように思います。ですから、私は学園の建学の精神に基づき、この学校から世界に羽ばたく人材を育成します。さらに彼らの活躍で、地球が一つになり、悲しみの涙がなくなり、喜びの笑顔が溢れるという日が来ることを心から願います。それが郁文館夢学園の『新しい』思いです。

 

理事長 渡邉美樹


新校舎 入口近くの創立者像です。
建学の精神が書かれています。

P1010800.JPGのサムネール画像

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