2009/12/22

「新たな決断」

 終業式で子供たちに話をしましたが、11月に私はカンボジアへ行ってきました。本日はそのカンボジアの話題を取り上げることにします。カンボジアへ出発する前、そしてカンボジアから帰国後に書いたブログ記事がありますので、そちらにもお目を通していただけるとありがたいです。

訪問前(11月16日)

帰国後(11月24日)

 リンク先のブログ記事にも書かれていますが、今回の訪問では大きな決断をしてきました。カンボジアで学校建設を始めたとき、さらに孤児院の運営を決断したときと同じようにわくわくしています。今回はカンボジアでお米を作ろうと思っています。私が理事長を務めるSAJがNPOとして農業を本格的に始めるのです。NPOの事業ですから収益を追求するものではありません。このようなことを思いついたのはカンボジアでは若者たちが働く場所がないためです。少しでも働く場所を提供できたらと思いました。私たちの運営する孤児院には中学校を卒業する子供がいます。中学卒業後に農業を志す子供たちにはその農場で働いてもらえたらと思っています。また、生活のために農地を売ってしまった人たちもいます。それでも生活に困窮し、自分の子供を売ろうとする人がいます。そんな人たちにも働く機会を与えることができたらとも思いました。働いて収入が得られれば、子供を売ることもなくなります。この国の公称失業率は40%ですが、実質的には60%に達するとも言われています。なんとか少しでもこの状況を変えられるようにカンボジア政府に働きかけてこの話は実現したのです。政府の全面バックアップが得られ、40ヘクタールの土地を、SAJカンボジア代表チョウリーさんのお兄様・チエモンさんからお借りできました。他に200ヘクタール広げることができる土地もあります。赤土でも米を育てられる農法がタイにあるようですので、12月にはタイに行って勉強をしてきます。来年の2月にはカンボジアで農地の立ち上げを行い、3月にその視察を行います。計画では米を二毛作にする予定です。一度目の収穫はカンボジアの孤児へ寄付します。200ヘクタールで1万人の孤児を救えます。さらにもう一度の収穫を販売して農場で働いている人たちに給料を払いたいと考えています。郁文館の子供たちには3月末にカンボジア研修が予定されています。その研修では是非、その農地を見学し、できたら農業に取り組んでみてください。ノーブレスオブリージュ(裕福な国に育った者がその社会的責任を果たすこと)を是非実践してみてください。そうしてこそ、カンボジア研修に行く価値があるというものです。

理事長 渡邉美樹

下の写真はSchool Aid Japanが運営しているカンボジアの孤児院「夢追う子どもたちの家」の様子です。

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