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2009/07/27

6月24日の夢達人ライヴのこと

 この日の夢達人ライヴには二胡奏者のチェンミンさんに来ていただきました。

 チェンミンさんは6月末まで産休をお取りになっていたので、運よくライヴを引き受けてくださいました。チェンミンさんは中国の蘇州生まれで、お父様は音楽教育家、お母様は越劇女優で、幼いころからお父様に二胡という楽器演奏の指導を受けていました。上海戯曲学校を卒業後、上海越劇オーケストラに入り、二胡奏者として活躍していましたが、単調な生活に疑問を感じ、新たな可能性を求めて、周囲の反対を押し切り、1991年に日本へ留学することを決意したそうです。留学後、猛勉強をして、日本語検定試験1級に合格し、93年に共立女子大学に入学して、日本文化を専攻なさったそうです。日本での生活の中で二胡の魅力を再認識し、大学卒業後に本格的に演奏活動を始めました。

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 日本での生活は本当に苦労の連続でたいへんでしたが、その中でも自分の夢をあきらめずに努力を続けて二胡演奏家としての地位を築き上げました。彼女は本校の生徒たちのために二胡の演奏をしてくださいました。演奏してくださった曲は蘇州夜曲とNHK大河ドラマ「風林火山」のテーマ曲です。さらに師匠であるお父様と一緒に中花六板(~江南糸竹より~)など2曲をご紹介いただきました。そして夢達人として夢をかなえるために何をしたらよいかを教えてくれました。

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 チェンミンさんにお礼状を送らなければと思っていた矢先に、私にチェンミンさんからお礼のメールが届きました。その内容ですが、『今回の講演は郁文館の生徒さんたちはとても明るく、素直で、素晴らしかったです。今度は老人ホームのおじいちゃん、おばあちゃんたちに自分の演奏を聞かせてあげたいと思います。今回のライブはとても勉強になりました。感謝いたします。』という内容でした。

 超一流の人はこのように謙虚です。そして超一流の人は自分の持っているものを人に渡したい、伝えたいという強い思いを持っています。私はチェンミンさんのメールにまさに一流の夢達人を見た思いがします。ですから、生徒諸君も夢達人ライヴに是非、積極的に参加して、一流の夢達人の生き方に触れてください。(二胡について:このブログ記事の写真に二胡が写っていますが、日本の三味線のような形をしています。弦は二本で、その間に弓が挟まっているのが特徴です。弓の表、裏面とも演奏に使用します。「中国のバイオリン」とも呼ばれますが、バイオリンは弓と本体が別になっていますし、演奏のときに弓の片面しか使用しない点がことなります。)

理事長 渡邉美樹

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